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2004年08月19日

応援したくなる人

オリンピックをTVで見ていて、繰り返し放送される人とメダルをとってもほとんど見たことがない人がいることに気がつきました。

福原愛ちゃんは、初戦からバンバン放送されました。
結局、メダルは取れませんでしたが、テレビの前で釘付けになった人も多いはずです。(私も、あの「サアッ!」という叫び声が聞けなくなるのは寂しい)

柔道や水泳でメダル取った人たちの方が、「メダリスト」ですから報道のトピックとしては大きいはずですが、扱いはベスト8落ちした愛ちゃんよりはるかに小さい。

なぜなのでしょうか。

基本的には、視聴率をとるために何をどう扱うかを決めているからなのでしょう。

1つは知名度ですかね。福原愛ちゃん(15歳でも「ちゃん」付け)は3歳くらいからテレビに出てる。下手な芸能人より有名です。

次にキャラクター性ですね。見る人を釘付けにする「タレント」を持っているかどうか。チャンネルを変えられないような「おおっ、ホレ、行けっ、オリャッ」というドラマにする力を持っていること。めちゃくちゃ強いとか、弱くても応援したくなるとか。容姿も大切な要素でしょう。

スポーツ選手は、スポンサーがいて初めて活動を続けられるようなところがありますから、どうやってメディアで継続的に取り上げてもらい、ファンを増やし、結果を出す(選手が広告媒体という考え方をすれば試合に勝つだけではない)かがとても大切。オリンピックに出たとしてもあまり放送されない人がいることを考えると、ここでも熾烈な戦い(本人はあまり意識してないでしょうけど)があるはずです。

スポーツである以上、勝ち残れないとどうしようもないのですが、選手一人ひとりの面白さを見つけて発信する方法を考えるような人もきっと必要なんでしょうね。

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投稿者 鶴野充茂 : 2004年08月19日 09:15

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スポーツマーケティングとメディアビジネスに関わっている(日々悩んでいる)者として、つるつるさんの記事に思わずトラックバック。 簡単に論じれる話ではないのですが... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2004年08月19日 18:44

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