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2011年02月28日

[つるの式54] 新たなチャンスを得る方法

●趣味は何ですか?

最近、取材や仕事の打ち合わせで、たて続けに 「趣味」 について聞かれ、
困るという経験がありました。

よく考えると、一般的にイメージできる趣味らしい趣味をもっていない。
そもそも、仕事時間さえどれだけあっても足りないぐらいなのですから。

そうは言っても、「趣味は仕事」なんて、余裕がないみたいで
恥ずかしいですよね。

もっと正確に言うと、余裕がないのを自分で認めることに抵抗がある

なので、答えに窮したのです。


でも、なぜ仕事で会う人に、趣味なんて聞くのでしょうか?


趣味を聞いたって、大した話題にならないでしょう。


それでも思い至ったんです。

話題には、広げるものと深めるものがあります

趣味を聞くのは、次の話題に進めて話を広げたい時です。

 

突っ込んで聞きたい話、深めたい話があれば、
趣味なんてテーマは、出てこないはずです。


たとえば目の前にオリンピック選手がいたとして、
趣味は?なんて聞かないでしょう。

時間的には競技の練習しかできないことが明らかだし、
抜きん出た成果を得るには、他のことなんてできるわけがありません。

 
そう考えると、趣味を聞かれるということは、
仕事の話で自分自身の特徴を相手に充分、伝えきれていないということ
です。

ただ、自分には興味をもってくれては、いる。

だから趣味を聞くのではないかと。


そういうわけで、この先もしも趣味を聞かれたら、・・・

自分に興味をもってくれている相手への話題提供の機会だと考えるのがいい

これが私の結論です。

 

趣味を聞かれるのは、相手が話題を広げつつ、
深められる話題を探してくれている状態です。

もし目の前にいる人が、あなたの仕事のパートナー
(もしくは未来のパートナー)であるなら、
このチャンスを特徴・メッセージを伝える機会として活用する。

これをオススメしたいと思います。

 

64_1.jpg

 

 

 

●話題を提供しよう

話題には、自分一人で完結する話と、相手と一緒に楽しめる話があります

自分一人の話は、
猫が好き、とか、マラソンに出ようと毎日走っています、みたいな話です。


相手と一緒に楽しめる話とは、
ジャズ好きって言ってましたよね?一緒にライブ行きませんか? とか
甘いの好きですか?スイーツ王子なので、ご興味あれば今度オススメ
持ってきますよ、みたいな話です。


もちろん話題を提供する時に話が深まっていきやすいのは、
相手と一緒に楽しめる話です。


今回、重要なのはここからです。


相手と楽しめる話は、ストーリー展開で自分を話せることを選ぶのがポイントです。

自分が追求している「私の○○道」の話をオススメします。


聞かれた時にとっさに話せるよう、少し事前準備が必要ですので、
頭の中で考えてみてください。


あなたは一体、「何」道を追求している人なのでしょうか?

あ、これ大事な質問だ。なのでもう一度。

あなたは一体、「何」道を追求している人なのでしょうか?

 

論理的に考えると、「わざわざ」やらなくてもいいことで、
あえてやっていることはありませんか?


さらに、その先にある「答え」を見つけきれていないこと。
発展途上であり、「今なお右往左往していること」が、
テーマとしては最適です。


なぜ、
・その「○○道」を追求しているのか、
・きっかけは何か、
・どうしていきたいのか、
・今どこまで来ているのか、

そして、
・どんな困難を乗り越えてきたのか、
・今、どんな困難に直面しているのか、

これらが「ストーリー」です。


その現在進行形の「ストーリー」に、
相手が応援、参加する余地があるのです。


論理的に考えると、「わざわざ」やらなくてもいいことで、
あえてやっていること。

それは、個人的な「うまみ」を求めてやっていることでは、ありません。


言ってみれば、自分への挑戦、あるいは使命感からやっていること です。

だから、「○○道」なのです。

 

その目的達成のために、自分が何を考え、どういう選択をするのか。

何に取り組んできて、どう障害を乗り越えてきたのか。

そして、今、どんな障害を前にしているのか。


そんなストーリーに触れた時、人は思わず応援したくなるものです。
そしてその相手が参加して、新しいストーリー展開になります。


これを「右往左往でチャンスの法則」と言います。

 

64_2.jpg

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 まとめ:つるの式(54)右往左往でチャンスの法則

・趣味の話題には自分一人の話と、相手と一緒に楽しめる話がある

・盛り上がるのは、どんどん深くまで聞きたくなる話だ

・自ら好き好んで追及していること、挑戦し、まだ答えが出ていないことを話せ

・右往左往しながら挑戦している姿を見せれば、相手は思わず応援したくなる

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投稿者 MT : 2011年02月28日 12:03