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2011年09月03日

劇団四季ミュージカル「ライオンキング」を観た

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劇団四季ミュージカル「ライオンキング」を観ました。

ひょんなことからうちの6歳娘に付き合って、というのがきっかけでした。

正直に言えば、あの独特なかぶり物やストーリーに、特に興味があったわけではありません。

それでも会場に着いて気が変わりました。1200席以上ある劇場はほぼ満席、子ども向け、親子メインかと思いきや、週末にも関わらず半数近くが30ー40代の女性グループなのに気づき、どのあたりが彼女たちの関心をひくのかに興味を持ったのです(これは結局よく解らない)。

 

観おわった感想としては、見た目の印象から、食べず嫌いだったことを反省しました。

12年連続ロングラン上演中である理由を垣間見た気がしました。

 

いやこれは、観て良かったです。

 

動物の姿や小道具の作りに感心するだけではいけない。
また、劇中の親父ギャグに失笑するだけでもいけない。

ましてや歌だとか、親子愛だとかは、言う気もありません。

 

ライオンキングには見るべきところが他にあります

 

まず、人間(ライオンの設定だけど)の存在のちっぽけさを感じるのがいい

大自然の偉大さの前に、人の個性なんて、いや、性差さえも、誤差でしかないように感じさせる何かがあります。これがいい。

 

しかしそれを前提としながらも、全ての登場人物に、人格的・性格的な欠陥、負の部分が描かれています

これがそれぞれを魅力的な存在にしているのです。別にそれを克服するとか、他人を変えようとするわけではありません。

特にそれぞれが人間的に大きく成長するわけでもないのです。それがいい。

 

そして何より最も注目したいのは、気持ちが切り替わるシーン、場面転換です。

そこに「布」が重要な役割を担っています

衣装や背景、舞台セットに登場する布地、生地の使い方がとにかく印象的、躍動感を表現するのに絶妙な効果を生んでいるのです。

布独特の柔らかさと色彩で、次のステップに移ったことがよくわかります。布のゆらぎが風や自然の演出にぴったりということもあるのでしょう。

いや、本当に布がいい布フェチになりそうです

少なくともこれから自分の仕事でも、カラーにもっと気を使おうと考えたくらいです。

 

ストーリーや演出に関しては、前半と後半で落差が大きい(後半は良くない)のですが、後半のカラフルな布をまとった大勢でのダンス&歌のシーンは見応えがあります。後半のハイライトはここに集約されています。

ライオンキングは、人間の小ささと布の価値を見直すのに最適です。何かに今、もやもや悩んでいるという人には特にオススメです

あ、あそこに集まっている女性たちはきっとそういう人たちなんだな。もやもやしているか、繊維アパレル業界の人たちか。なるほど。

 

と、いうわけで、今日も自己演出コミュニケーションの勉強ができました!

 

 

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投稿者 tsuruno : 2011年09月03日 23:05