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2008年02月22日

R25サイトにコメント紹介されました

私のコメントがR25のサイトで紹介されました。

r25feb08.gif

ネットはもちろん、メールも禁止? 1週間“ネットなし生活”に挑戦してみた

という記事内でのコメントです。

・ネットやケータイのない生活をどう思うか?
・ネットやケータイがなかった時代の仕事とはどういうモノだったか?
・「ビジネスコミュニケーションの観点」からすると、この生活はどういう利点/不
利点が考えられるか?
・こういう生活を1日でも体験することの意義はあると思われるか?

といった質問でしたので、次のように答えました。

1.
本当は皆、本来、直接会って話すコミュニケーションをしたいのです。
その代替手段としてネットやケータイというツールが生まれました。
そしてそれを使いこなしているうちに直接会って話す面白さや喜びを
忘れてしまっているところがあると思います。

その証拠に、大切なアポイントで話をしている時にケータイがブルブル
するのはイヤだと感じているはずなのです。ケータイはかえって邪魔な時が
ある。また、店先で何かを聞こうとして目の前に受付案内の人がいたら、
代表番号に電話したりネットをつないたりはしないですよね。

2.
会いたい人とじっくり語り合う時間、共に過ごす時間は、何よりの
贅沢な時間の過ごし方ではないでしょうか。学生時代を思い出す時、
おそらくR25世代の人たちも、ケータイ・ネットの思い出よりも
直接コミュニケーションをとった経験の方が印象に残っていますよね。

3.
メールに依存すると感情の機微に疎くなったり感動しにくい生活を送ることに
なるかもしれません。メールは、文字データを送っているわけですから
信号を伝えるのには向いてますが、感情を伝えるのには不向きです。
したがって、メールでは気持ちよりも信号の伝達が中心になります。
それに慣れすぎると危ない。

4.
事務的なやりとりはメールで、説得したり仲良くなったりするのは直接会って、
などと使い分けている人もいます。これは一理あります。事務的なメールで
効率を追求しようとすると、簡潔に個性をそぎ落としてまとめることになります。
一方で、そんな無味乾燥なデータのやりとりで仕事をしようとすると、
どうしても人間関係を育む行動が別に必要になります。直接会って共に時間を
過ごすというのは、データで送れない何かをやりとりし、お互いに刺激を与え合
い、人間を磨きあっているのかもしれません。そう考えると、
人と直接向き合えば、それだけ人としての魅力も増すのではないか、とさえ
私は思います。

とまあ、こんな風に答えたら、上の原稿のように、一言だけ引用されました。

文字数や時間との戦い、というのはメディアの宿命ですからね。

うまく本意が伝わっているといいのですが。

 

           今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!

 

投稿者 鶴野充茂 : 19:25

2008年02月19日

ポストイットの説得力。

人の注意をひく、内容を確認してもらう、最後に背中を押す。

このための効果的なコミュニケーションを日々模索しているなか、こんな論文を見つけました。

Post-it Note Persuasion: A Sticky Influence  

RANDY GARNER
Sam Houston State University


Journal of Consumer Psychology, 2005
 
Abstract:     
Four studies examine the influence of attaching a seemingly insignificant Post-it note to a survey packet on the likelihood of completing the survey. Participants who received a packet with an affixed Post-it note request had significantly higher return rates than participants who received the identical survey with (a) no sticky note, (b) the same message written on the cover sheet but without a Post-it or (c) a blank Post-it with no message provided. Furthermore, they returned the materials more promptly with higher quality responses. A more personalized Post-it appeal increased returns when the survey was long and time consuming but was no more effective than a nonpersonalized Post-it when the survey was easy to complete. Results suggest that the Post-it leads the request to be interpreted as a solicitation for a personal favor, facilitating a normative compliance response.

 

強引な引用(コピペ)ですいません。 興味がある方はこちらからダウンロードできます。

ポストイットの「説得力」に関する論文です。

一言で言うと、ポストイットに手書きのメッセージを書いて貼り付けておいたら、お願い事を聞いてくれるよ、という意味ですね。ちょっと意訳しすぎかもしれませんが。でも、そう感じてもらえるだけの印象を生み出せる論文だと思いました。

食品や製薬の分野では、効果・効能の研究が進んでいます。学会・論文発表をして、それを誰か(薬事法の関係で当事者が発信するのが難しい場合も多いので)がPRする。そして、その素材の効果・効能に対する期待によって売れる、ということがよくあります。

ところが、文房具のような一般消費財で、見た目や使い勝手以外のところで、効果・効能の研究ってあまり表に出ませんよね。

なので、面白い論文だと感心してしまいました。

これが3Mの助成研究かどうかはわかりませんが、マーケティング的に、ポストイット=「説得力を高める文房具」として発信するのも面白いですよね。

postit.jpg

効果・効能を検証して「実はこれは○○に効く」と言えるものがないか考えてみる、というのも、効果的なメッセージ発信の方法として一考の余地がありそうです。

 

          今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!

 

 

投稿者 鶴野充茂 : 20:20

2008年02月14日

伊豆 と ファンクラブ と 研ナオコ と 情報発信のスピード

昨年、一昨年に静岡県の観光広報の研修講師をした関係で、伊豆ブランド成果発表会にご招待いただきました。

izu-pr21408-1.jpg (撮影・わたし)

伊豆PR大賞は、地元のPRに最も貢献したグループを県が表彰するもの。

最優秀賞(静岡県知事賞)は、「伊豆下田『海水浴の郷』づくり推進事業」を進めている下田市の観光振興団体ビッグシャワー実行委員会が受賞。

この方々に私、以前、「下田って、車で行くと食べる店がぜんぜん見つからないんですよ」と言ったんです。

すると、「下田温泉ブログを見てください」と。 「自分たちが地元情報を発信してますから」と。

私はすかさず、「下田温泉、では絶対に検索しませんよ、下田・レストラン とかの組み合わせじゃないですか? 下田温泉という単語は首都圏からの旅行者の検索語にはならないと思いますよ」と言ってしまいました。

さて、そんなことをすっかり忘れていた私でしたが、この表彰の後、「おめでとうございます」と声をかけたら、

「鶴野さんに言われて、『下田ブログ』にしましたよ」と。

た、た、確かに「下田ブログ」になってました。

さて、静岡県。今般、広報の一環で、「伊豆ファンクラブ」なるものを発足したことを発表しました。

izu-fan.jpg

この特別会員に、この方。研ナオコさん。

izu-pr21408-2.jpg(撮影・わたし)

地元、天城湯ヶ島の出身だそうです。

そのあと、トークショー。

izu-pr21408-3.jpg(撮影・わたし)

さて、率直に驚くのは、

会場からオフィスに戻って、これを書こうと検索したら、すでに

日刊スポーツ(私の隣に座ってました、赤塚さんて言うのですね、またどこかで縁がありましたらよろしくお願いします) や 千野志麻(ちのしお)(上の写真左)さんがすでにこの様子をネットに載せていて、しかもそれが、グーグルの検索で引っかかる状態になっている!

 

いやもう、ほんとにのんびりできない時代ですね。

 

         今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!

 

 

投稿者 鶴野充茂 : 22:49

ACフォーラム2008開催(3/16)

ACフォーラム(All Communicators' Forum)は、2005年にスタートした
広告・広報・メディア・マーケティングなど「伝える」ことをテーマに
仕事をしている人たちのためのイベント。

ac_logo[1].jpg

3回目の開催となる今年のテーマは、「パワフル・エンゲージメント」。

マーケティングの最新のトレンドや仕組みを理解して、
「エンゲージメント」を軸に新しいビジネスのアプローチを一緒に考えて
みませんか? 

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 日時:3月16日(日)10:45-16:30 / 交流会 17:00-19:00
 場所:東京・青山 こどもの城 9F会議室
 テーマ:「パワフル・エンゲージメント
      ~ 最新事例に学ぶ “絆づくり”マーケティング」
      
 プログラム
  ・日産自動車 マーケティングダイレクター 加治慶光氏
   「消費者主導時代のマーケティング・アプローチ
    ~Nissan GTR/スカイライン事例から」
  ・株式会社オアシス 代表取締役社長 五十川雅規氏
   「健康というテーマでつくるタッチポイント」
  ・株式会社メル・ポスネット 取締役営業本部長 松下昌示氏
   「メーカーと消費者が出会う場作り ~サンプルラボの立ち上げ」
  ・元楽天球団 取締役事業本部長 小澤隆生氏
   「新天地・仙台における地元ファンとの絆づくりと球団事業の成功」
  ・ブルーカレント・ジャパン株式会社 代表取締役社長 本田哲也氏
   「インフルエンサーマーケティング2008
     と最新エンゲージメントのまとめ」
  ほか

 参加費:12000円/交流会3000円
 (2/末までに振込みの場合に限り早割:10000円です!)

  交流会は、過去プログラム参加者の約半数が参加されています。
  多くの講師陣も参加予定です。
 
詳細・申込み:こちらのサイトから ⇒ http://ac-f.net/

投稿者 鶴野充茂 : 09:56

2008年02月12日

ダジャレは効くか?

dogs--t.jpg

桜まつりに行ったら、町のゴミ箱にこんなプレートが。

ブルドッグの「ふん!」という文字に思わず立ち止まってしまいました。

「どや、面白いやろ?」と言われているような、

でも、ちょっとズレてる感じがする、

微妙なものを感じましたが、

さて、効果のほどは?


啓発看板って難しいですね。

        今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!

 

投稿者 鶴野充茂 : 18:34

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