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2009年05月21日
総合一位だそうです、浜松町のブックストア「談」
浜松町、ブックストア「談」の様子。
一番良い場所に大きな山が築かれています。ありがたいことです。
ランキング、なんと総合一位だそうです。
投稿者 MT : 18:50
東京FMで喋ります。5月22日(金)10時5分~
5月22日(金)、朝10時5分~20分、東京FMの番組で、私、喋ります。
「Blue Ocean」という番組の「ミラボ」というコーナーです。
番組のサイトでも紹介されてます。
もし、聞くチャンスがあれば、聞いてみてください。
一生懸命喋ってます。
今日も1つ、自己演出コミュニケーション、がんばりました!
投稿者 MT : 18:14
2009年05月20日
選ばれる理由 (旅先としてのUK)
今回、1週間のUK訪問。実際に行ってみて、観光地・旅先として選ばれるために(人に足を運んでもらうために)、「何が必要なのか」を滞在中、何度も考えました。
たとえば、湖水地方に泊った時、宿のスタッフと「なぜこの土地が多くの人を魅了するのか」について話をしていると、風景や気候、この土地が持つ魅力について、こう言うんです。
「You can't buy.」 (お金では買えない)
私が行った時には気温も10度前後で肌寒かったのですが、それでも、「一日のうちに雪が降ったり、陽が出てポカポカ陽気になり、花が開いてまぶしい。一日の間に四季がある」というくらい、その景色がガラッと変わります。
羊や牛が草を食み、子どもや老人が日向ぼっこをしたり、散歩したりする姿を眺める。
景色を楽しみながらトレッキングをし、自然の中で普段使っていない感覚を味わうわけです。
そんな経験、お金じゃ買えないだろう(You can't buy.)と、この場所で、何人も異なる人の口から、同じフレーズを聞きました。
それってすごいですよね。表現レベルまで認識が浸透・共有されているということですから。
所変わってロンドン。
高級百貨店ハロッズの生鮮食料品売り場。ここでは、日本の百貨店ではちょっと見られない光景が繰り広げられています。
何かというと、店内で、たくさんの客が、売り場の写真を撮っているのです。
「写真を撮りたくなる売り場」(しかも自由に撮らせている売り場)
本当にたくさんの観光客がカメラを出して、フラッシュをたいて、店内で写真を撮っています。
キャッチフレーズになりますよね。「みんなが写真を撮りたくなる売り場」。
マンチェスター行きの飛行機に乗った時、機内放送で、現在進行中のサッカーの試合のスコアが流れました。
マンチェスターのホテルにチェックインし、部屋に入ったら、荷物を持ってきてくれた人が、「あ、そうそう、今日は2-1で勝ったよ」と教えてくれました。
この町は、誰もがマンチェスター・ユナイテッドのサポーターで、世の中のみんなもそうだと信じて疑っていません。
きっとマンチェスターユナイテッドの試合の動向は、天気予報より価値の高い情報として扱われていることを、半日立ち寄っただけの旅人でもはっきり認識できました。
そこにいるみんなで共有され、同じフレーズを使って説明できるくらい浸透した体験や価値観や情報というものが、外から触れる(旅行者として訪れる)人にも感じられるかどうか。
それがあるかどうかは、マーケティング視点で、「選ばれる理由」として、きっと重要な要素なのだと感じました。
今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!
投稿者 MT : 22:36
2009年05月19日
悪さをさせない仕掛け (UKパブの場合)
ロンドンの夏は日が長いので、明るいうちから飲んでいる姿が目立ちます。
金曜ともなると、この賑わい。道路までせり出してパイントグラスでビールを飲みつつ、大騒ぎしています。
こんな感じ(ちなみに写真の場所は日本大使館裏。 ピンボケなのは、酔っているせいです)。
パブ同士はよく隣接していて、隣の店も同じような状態なので、空いたグラスがどの店に回収されるかは分からないし、誰もそんな細かいことを考えて飲んでいません。
角度を変えて見るとこんな感じ。
さてこれが、何の管理もしていないと本当に道路にまで広がって迷惑なので、いつのころからか柵で囲ったり、警備の人がやってきたりするようになりました。
こんな具合に。上が警備の人。サッカーの試合結果によっては乱闘になることもありますしね。
で、それでも飲み終わってから、「くだを巻く」のをどう阻止するか。
つい最近、こんなニュースが出ていました。
パブ帰り客の騒音防止に「棒付きキャンディ」配布へ 英国
ロンドン(CNN) 英国南西部のパブなど飲食店が帰宅する客に対し、「棒キャンディ」を配る計画を立てている。店を出た客が「騒音」をまき散らさないようにするのが目的で、1週間の期間限定だが効果があれば続けていくという。
イギリス海峡に面したウェスト・ドーセット地区では、パブやクラブから帰宅する客が路上で大声を出すなどの騒音苦情が相次いでいた。特に、2年前に施行された禁煙法により、パブなどの屋内が禁煙になったころから、騒音だけではなく路上喫煙などに対する苦情も急増した。
そこで、地区の環境衛生部門がパブのオーナーらと相談し、口にキャンディを入れていれば不必要な騒音も出ることが減ると考え、棒付きキャンディの配布を決めた。棒付きキャンディをくわえていることで、「静かにしなければ」という気持ちを起こさせる狙いもある。 (以下略。以上、CNNサイトより引用 5/16/09)
Noisy pub-goers and clubbers to be given lollies to pipe down (DorsetECHO)
これって、行政で購入してるんですかね。だとしたら、どういう名目の予算なんでしょう。 食品会社のマーケティング担当の発案だとしたらうまいですよね。どういう段取りで実現させたんでしょう。パブでは、どのタイミングで配ってるんでしょう。あまり早く配ると飲み物が売れなくなるしね。
こういう工夫って、わくわく感ありますねえ。
投稿者 MT : 00:42
2009年05月14日
禁止の表現 (UK公園の場合)
イギリスの公園には多くの緑があり、芝にもあまり気にせず入っていけるところが多いのですが、中には、「入ったらダメ」というエリアもあります。
そんなところには、こんな看板が出ていたりします。
で、面白いのは、何気にその表現が違うこと。
(1)まず、これは、
「こんなとこに入ってこないで、ちゃんと道を通りなさいよ」
という表現。
AでなくてBにしろ、的な表現は英語表記にはよくありますね。
たとえば、鍵をかけて使っていないドア。その前に、「このドアは使えません」ではなく 「他のドアを使ってください」というような表記をします。
(2) これはもっと直接的。「芝生に入らないでね」と。
面白いのは、これ、同じ敷地内にある看板なんです。
入口に近い方、つまり多くの人が先に目にする方(1)が、間接的な、やんわりした表現。それで聞いてもらえないと、もっと直接的(2)になる。
・・・それでも無視する人へはどうするか。 どんな警告が待っているか?
どう思います?
看板でなくて、警備員が怖い顔して立ってるんです。実際。
表現として、確かに効果ありそうですよね。
今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!
投稿者 MT : 20:21
2009年05月13日
UKトイレ事情
GW中、久しぶりにイギリスに行ってました。空港に降り立った直後から、その国独特のサインというのがありますよね。トイレなんかも国ごとに特徴があります。
たとえば、ヒースロー空港の新しいターミナルにあるトイレ内のハンドドライヤー(というのでしょうか)。デザイン性が高くて、一見、それとわかりませんでした。絵の下に手を突っ込むと、
がーっ
と温風が出てきます。
これはもっと一般的な形。イラストが付いててわかりやすいですよね。
こんな風に使います。
今回、ケンジントン宮殿の中に入ることができまして、ちょっとトイレを拝借。
よくあるタイプなんですが、
さすが、宮殿内のトイレだけあって、ラベルのところに、ほら、「王室御用達」マークがついてます。 誇りが感じられますなあ。
意味がよく分からなかったのが、これ。
マンチェスター空港内のトイレで発見した、「身長・体重計」。
まあ、確かに体重計をバスルーム近くに置いている家庭は多いと思いますが、空港のトイレでも気になる人が多いんでしょうか?
50Pですから、最近のレートだと80円くらい? で結果をプリントアウトまでしてくれます。
お国柄ですなあ。(?)
トイレで国を感じさせる。 国のブランディングの新しい方法をまた1つ学びました。
投稿者 MT : 00:53