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2009年05月19日

悪さをさせない仕掛け (UKパブの場合)

ロンドンの夏は日が長いので、明るいうちから飲んでいる姿が目立ちます。

金曜ともなると、この賑わい。道路までせり出してパイントグラスでビールを飲みつつ、大騒ぎしています。

pub_uk1.jpg

こんな感じ(ちなみに写真の場所は日本大使館裏。 ピンボケなのは、酔っているせいです)。 

パブ同士はよく隣接していて、隣の店も同じような状態なので、空いたグラスがどの店に回収されるかは分からないし、誰もそんな細かいことを考えて飲んでいません。

pub_uk2.jpg

角度を変えて見るとこんな感じ。

さてこれが、何の管理もしていないと本当に道路にまで広がって迷惑なので、いつのころからか柵で囲ったり、警備の人がやってきたりするようになりました。

pub_uk3.jpg

こんな具合に。上が警備の人。サッカーの試合結果によっては乱闘になることもありますしね。

で、それでも飲み終わってから、「くだを巻く」のをどう阻止するか。

 

つい最近、こんなニュースが出ていました。

 

パブ帰り客の騒音防止に「棒付きキャンディ」配布へ 英国

ロンドン(CNN) 英国南西部のパブなど飲食店が帰宅する客に対し、「棒キャンディ」を配る計画を立てている。店を出た客が「騒音」をまき散らさないようにするのが目的で、1週間の期間限定だが効果があれば続けていくという。

イギリス海峡に面したウェスト・ドーセット地区では、パブやクラブから帰宅する客が路上で大声を出すなどの騒音苦情が相次いでいた。特に、2年前に施行された禁煙法により、パブなどの屋内が禁煙になったころから、騒音だけではなく路上喫煙などに対する苦情も急増した。

そこで、地区の環境衛生部門がパブのオーナーらと相談し、口にキャンディを入れていれば不必要な騒音も出ることが減ると考え、棒付きキャンディの配布を決めた。棒付きキャンディをくわえていることで、「静かにしなければ」という気持ちを起こさせる狙いもある。 (以下略。以上、CNNサイトより引用 5/16/09)

Noisy pub-goers and clubbers to be given lollies to pipe down (DorsetECHO)

 

これって、行政で購入してるんですかね。だとしたら、どういう名目の予算なんでしょう。 食品会社のマーケティング担当の発案だとしたらうまいですよね。どういう段取りで実現させたんでしょう。パブでは、どのタイミングで配ってるんでしょう。あまり早く配ると飲み物が売れなくなるしね。

こういう工夫って、わくわく感ありますねえ。

 

 

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投稿者 MT : 2009年05月19日 00:42