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2009年08月31日

[つるの式51]余裕を作りたい人に

●必要なことで精いっぱい

 気がつくと、やらなくてはならないこと、対応せざるを得ないもの、
片付けるべきものなど、「必要に迫られていること」ばかりに追われていることってありませんか?

 たとえそれが現実だと頭では分かっていても、みんな心のどこかで、

「必要なことだけをやっている人生なんてつまらない」

と思っているはずです。

 そういう状態になっていないか、私は時々自分で項目を設けてチェックするようにしています。

 ・何かの行動を「しない理由」を人から聞かれた時に、「メリットないから」「必要ないし」と言ってしまう/言わなくても思ってしまう

 ・人に会うたびに「ずっと忙しいの?」と聞かれる

 ・趣味や習い事、スポーツジムなどでしばらく休んでいるものがある

 ・夢、目標、ほしい物、行きたい所は? と聞かれてもすぐに思いつかない

 ・妙に肩こりが激しい

 これに対して、「こうありたい状態」とは、どんなのか?

 子どもの頃、よく「あ、いいこと思いついた」と言っていたのに、
大人になってから「いいこと思いついた」なんて言う人はほとんどいません。

 大人になると「いいこと」を思いつかないのか、思いついても言わない
だけなのかは分かりませんが、私自身は、人と会って話すたびに、

「あ、いいこと思いついた」

って言いたいんです。

 なぜかというと、「いいこと思いついた」と言える大人は、
気持ちの余裕がある大人だと思うからです。話をしている相手だって、
楽しいと思ってもらえると思うんですよね。

 じゃ、どうすればそんな気持ちの余裕を持てるのでしょうか。

 いろいろ試すうちに、余裕のない時の気持ちの切り替えに、「有効な法則」があることを発見しました。


●人からヒントをもらおう

 「有効な法則」の前に、実際にあった私自身の話をしましょう。
 
 ある時、大学の後輩と食事をしました。ベンチャー経営者です。
 それまでは意識することもなかったのですが、その時、彼の財布が妙に
「薄い」ことに気付いたんです。カード1枚と現金しか入ってない。

 対して私の財布にはカードが20枚以上(ポイントカード類が多い)に
レシートやらビール券やらがつまっている。明らかに分厚いわけです。

 たまたま人間ドックで「運動してとにかく5キロ痩せろ」と言われたのに、
それからさらに5キロも増えているような状況だっただけに、その
「スリムなもの」に思わず目を奪われ、「かっこいいな」と思ってしまいました。

 それで考えたんです。なぜ自分は財布にこれだけ多くのカードを入れているのか、と。

 すべてのカードを高頻度で使っているわけではありません。中には、
年に1度も使わないものもある。しかもポイントカードのインセンティブは、
購入金額に対して0.5%~5%くらいです。そのポイントのために、本当に
自分は自由な選択ができているのだろうか、と。現に有効期限ギリギリの
商品券を使うためについ最近、無理やり買うものを考えて不足分の現金も
払ってしまいました。
 
 ひょっとして、たくさんのカードを持っていることは、かえって不自由なんじゃないか

 すべてをスリム化しよう。

 以来、サイフをスリム化しカードも厳選して最低限にしました。ついでに
オフィスと自宅の不要な書類や衣類を捨て、まだ使えるものは気前よく人に譲りました。

 モノを減らすと妙にサッパリし、新しいものが見えてきました。
モノが少ない方が自由だ。自由に選べるなんて豊かだ。なんて思えるようになってきました。


 よく考えずに、同じような行動パターンを続けていること ってありますよね。余裕がない時って、それを「必要なこと」だと無意識に処理している場合がよくあります。

 そこでオススメは、人の行動を観察し、自分と「反対」にしているもの を見つけます。そして意識すればすぐできそうなことをマネしてみるのです。マネに大きな努力が必要なことを「余裕のない時」に取り組むのは大変ですからね。

 これで、 「何かをやめて」「何かを始める」ということが同時にできます。

 すると新しい刺激が得られるようになります。見えないものも見えてくるでしょう。

 ただ新しいことを加えるのではなく、今の何かを逆向きに変えてみる。スイッチを反対側にするように


これをつるの式コミュニケーションメソッドでは、
反対スイッチでいいこと思いついたの法則」と言います。


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 まとめ: つるの式(51)反対スイッチでいいこと思いついたの法則
  
 ・ 必要なことでいっぱいいっぱいになっていることがある
 ・ 「いいこと思いついた」なんて言える余裕がほしい
 ・ 余裕のない時に単に何か新しいことをしようとしてもムリがある
 ・ 何かをやめてから何かをはじめるのがコツ
 ・ 意識せずに続けていたことを反対にしてみるのがオススメだ

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投稿者 MT : 08:53

2009年08月18日

禁止する表現で気をつけること

バスに乗って、何気に見上げたところに、気になる表現を発見。

bus1.jpg

出口扉の上に、「お願い」とする6項目が書いてある。

お願い

法令により、次の行為は禁止されておりますのでご協力ください。

(1)走行中みだりに運転者に話しかけること。

(2)物品をみだりに車外へ投げること。

(3)自動車の運転に必要な機械装置に手をふれること。

(4)走行中乗降用の扉を開閉すること。

(5)走行中の自動車に飛び乗り又はこれから飛び降りること。

(6)法令に基づく乗務員の制止・指示に反すること。

bus2.jpg

まあなんとも、いざやろうとしても難易度の高そうな項目もありますが、本気を出したらできそう、というのもないわけではないですね。

 

さて、ここで私が気になったのは、

(3)から(6)は、客観的事実として、「やった」か「やってない」かがはっきり判断できるのに対して、

(1)と(2)って、程度の問題ですから、問題にするのも難しいなあ、ということです。

「走行中みだりに運転者に話しかけること」

みんなでドライブ行ったりしたら、運転に集中できないくらい話しかける人、いますよね。

最近のカーナビは、300メートル先がどうだとか、5キロ以上道なりとか、集中力そがれることも多いですし。

 

「みだりに」って、一体、どれくらいを指しているんでしょうか。ガイドラインほしいですよね。

運転手さんによっても違うんですかね。

「私は、30秒間に1センテンスまでなら話しかけられても平常心を保って運転ができます」

とか、どこかに書いておいてもらってもいいかもしれません。

  

ただ、ま、これはそんなに言い争いにはならなさそうです。

 

ところが、

(2) 「物品をみだりに車外へ投げること」

これ、誰かに遠慮してるんでしょうか? 外に何かを投げたらアウトにしてもいいんじゃないでしょうか?

空き缶5本は困るけど、ガムを包んだやつ1つなら許容範囲、ということ?

 

そんなとこまで気を使う必要あるんですかね。

 

もう、鼻くそ丸めて捨てるのも禁止、って言いきった方がいいと思うんですけど。

 

大体、「法令で禁止」されているのに「ご協力ください」と「お願い」するのって、掲示としてメッセージ性があまりにも弱いと思うんですけど、皆さんはどう思われますか?

 

もっとこう、自信を持って言い切ってみてもいいんじゃないでしょうか。法令で禁止なんだったら、ねえ。

 

        今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!

 

投稿者 MT : 15:34

世の中の混乱具合い

最近の報道を見ていると、

政権交代選挙 < ノリピー < 地震・天気

かと思ってましたが、公示期間になってようやく選挙モードも広がってきましたね。

  

世の中、混乱している、というのはこういうのを見てもよく分かります。

senkyo.jpg

  

こんなところでも 情報発信? あるいは誰かの意思表示?

  

        今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!

 

夏休み期間なんだから、「どうしてこういう順番なの?」と子どもに聞かれる親の気持ちも理解して作ってほしいものです。

 

投稿者 MT : 09:35

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