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2007年05月30日

別のカテゴリーに出かける

パブリシティを考える時に、自分のカテゴリーを自分のいる業界だけに決め付ける必要はありません。

セシール、Second Lifeでアバター用の衣裳を無料提供

セシールは5月22日、仮想世界「Second Life」において、アバター用の衣裳を無料提供するサービスを開始した。

 セシールは3月26日に通信販売企業としては初めてSecond Lifeに店舗を出店し、カタログの展示や、同社からのメッセージを集めたリクルーティングビデオ「CECILE LIVE」の放映を行っている。今回開始するアバター用の衣裳提供は、来店したセカンドライフユーザーに、ファッション通販企業としてより具体的なサービスを提供するというもの。

 アバターは、マネキンが設置された特設ステージ前の衣裳配布看板をクリックすることにより、衣裳を受け取ることができる。配付される衣装は、女性アバター用ワンピースと男性アバター用スーツ各1デザイン3色となっている。今後、バリエーションを増やしていくことも計画しているという。  (以下略。以上、2007/05/23 C-Net記事)


通販の会社でも、通販業界のニュースとしてではなく、ITのニュースとして位置づけることができるわけですね。

このアプローチや考え方は汎用性が高くて、流行・注目のモノと組み合わせることで、業界や媒体によらずニュースを生み出せる可能性があります。 

 

 今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!

 

 

投稿者 鶴野充茂 : 10:00

2007年05月28日

キャリアを考えるセミナー(6/11)

3年ほど前、私は「転職」の本を書きました。その時、採用担当者や
人材紹介会社の人たちにたくさん取材をして、衝撃を受けたことがあります。

それは、

・履歴書・職務経歴書を、応募側と採用側では、まるで違う見方をしている
・書類の書き方まとめ方で、同じ経験でもまったく別人のような印象になる
 (まじめな人ほど、キャリアの「見せ方」がヘタで損をしている)
・職務経歴書のまとめ方を知っておくと、自分のキャリアの棚卸しに使える!

ということです。

以前、会社員だった私は、自分のキャリアでものすごく悩んだ経験があります。
社内で目標になりそうな先輩や上司を見つけられず、希望のキャリアパスもなく、
転職活動云々、というよりもまず、「この先、どっちに向かって進んでいくの?」
というテーマで、何をどうしていいのか皆目見当がつきませんでした。

それで、転職サイトに片っ端から登録してスカウトを待ち、人材紹介会社の
人と会い、自分の興味ややってきたことを話しますが、結果的に、ほとんどの
相手は、その時に持っている求人案件の紹介をして、

「どうですか? 応募しませんか?」

という話になる。

いや、分かるんですけどね、そういうビジネスモデルですから。
でも、私の悩みは解決されませんでした。

その時の私は、自分の「強み」や「売り」や進んでいくべき方向性を
考えるヒントがほしかったんですよね。
そういうことを相談できる相手も、考え方のヒントも見つからず
ずいぶん苦しんだ覚えがあります。

それで、どうにかこうにか苦悩の時期を乗り越えて、本にまとめようと
取材していた時に、冒頭の事実を知ったのです。

その時、思いました。
「あー、こういう視点を持っていたら、自分のキャリアにあんなに悩んだり
 しなかったかもなあ~」と。


転職を考えている人はもちろん、
転職をしたばかりの人にもぜひ聞いていただきたい、

そして、
自分はこの先、どの経験やスキルを伸ばして、どっちに進んでいったら
いいんだろう、と悩んでいる人、

ちょっとここらで、キャリアの棚卸しをして、自分にどんな強みがあるか
を確認したい人、

ぜひご参加ください。


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 ■大好評!梅田幸子の「キャリアの自己演出セミナー」第2弾
  『個性を生かして仕事をする』ための
   差が出る!「職務経歴書」書き方講座
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 ◇ 日時: 2007年 6月 11日(月)19時半~21時
 ◇ 場所: 東京・竹橋 ちよだプラットフォームスクウェア5F会議室
 ◇ 講師: 梅田幸子(うめだ さちこ)氏
 ◇ 主催: ビーンスター株式会社
 
 ◆お申し込み・詳しい内容は、こちらからどうぞ◆
 ⇒ http://www.beanstar.net/event/tenshoku/sk.html

 

投稿者 鶴野充茂 : 17:46

2007年05月26日

今日の日経にコメントが出ています

本日(5/26)の日経新聞「Nikkeiプラス1」に私のコメントが載っています。

第9面「仕事常識」にある「要領の良さって何?」という特集記事の中で、

「好かれる要領の良さと嫌われる要領の良さ」についてコメントしました。

nikkei_plus1.gif

ここ最近、「要領」がポジティブな意味で注目され始めています。 少し前までは、「段取り」という言葉で持ち出されることが多かったイメージですが、そこに他者とのコミュニケーションも含んだ概念で「要領」という言葉が使われるようになった、と私は見ています。

今週中だとネットで記事が見れるかも

投稿者 鶴野充茂 : 16:51

2007年05月22日

同じニュース、異なる表現

今日の新聞を斜め読みしていて、同じニュースでも、記事のまとめ方に違いがあるんだな、と発見しましたのでご紹介します。

 

(日経) たばこ代、2倍なら3割が禁煙検討・京大教授ら分析

京都大学の依田高典教授と甲南大学の後藤励准教授らのグループは21日、日本のたばこ価格を現在の2倍以上と欧米並みに値上げすると、ヘビースモーカーの約3割が禁煙を試みるとの分析結果をまとめた。ニコチンへの依存度が高いと健康被害などを唱えても効果がなく、研究グループでは「喫煙者を減らすにはたばこを大幅に値上げする必要がある」と話している。 (5/22/07 日経)


(読売)たばこ1箱1000円ならほとんど禁煙…アンケート結果

喫煙者が気にするのは健康よりもたばこの値段?京都大大学院経済学研究科の依田高典教授(応用経済学)らの研究グループは、たばこ1箱が1000円なら、喫煙者のほとんどが禁煙し、ニコチン依存度が高い人ほど、価格が禁煙の動機付けの重要な要素となる、とのアンケート結果をまとめ、21日、発表した。(5/22/07 読売)


(毎日)ヘビースモーカー:価格800円で、ようやく7割禁煙

ヘビースモーカーは、健康リスクや多少の値上げといった「脅し」にはほとんど動じないが、価格が800円になると約7割が禁煙を試みる--。京都大の依田高典教授(応用経済学)らのグループは21日、こんな研究結果を発表した。ニコチン依存度があまり高くない喫煙者には、価格や健康情報も禁煙を試みる動機になった。依存度別の調査は国内初という。(5/22/07 毎日)

(朝日)なし


日経の見出し、頭で一度意味をよく考えないとイメージできないですよね。一番難しい。

分かりやすさという観点だと、読売が一番でしょうか。「1000円なら、そりゃ買わないよな」と思わせる見出しです。

毎日は社会学的な解説っぽい感じ、ですかね。

同じプレスリリースからの記事化だと思いますが、同じ事実を伝えるにもいろんな表現があることを改めて感じさせられました。もちろん、記事化しない、という朝日のような判断もあるわけです。

 今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!

 

投稿者 鶴野充茂 : 16:46

2007年05月14日

ビジネスマンの思い出

スーツとリゾートって合いますよね。日本人らしさを感じます。

business1.jpg

仕事の話の合間に、「おっこれはいい景色だ」とかなんとか言って、ケータイでピロリーンと写真を撮る。

私はそんな彼らを見て「まあ素敵」とシャッターを切る。

business2.jpg

彼らが見ていた反対側の景色。「中央の山は富士山です」と書いてメールを送るのでしょうか。

business3.jpg

記録係もスーツでスタンバイ。思い出の舞台裏には地道な活動がありますね。

business4.jpg

某社エグゼクティブ・ミーティングのレセプションが行われていました。

「いやぁ、今度はこういう所にプライベートで来たいもんですなあ。はっはっは。」

というような会話が交わされているんですかね。あ、これは私の思い出。昔、自分が言ったことのあるセリフでした。

投稿者 鶴野充茂 : 17:49

2007年05月12日

今時の自販機

高速道路のPAで何気に自販機を見ていて目が留まりました。

jihanki101.jpg

ん? ちょっと値段が高くないですか・・・? と。

カップ・コーヒーのイメージは80-100円くらい。それがこの自販機は倍以上です。

「いくら高速道路の上でも、高すぎるような・・・」と、視線を動かすと・・・。

jihanki2.jpg

自販機の上に「世界初!! 一杯毎に豆を挽くミル挽き珈琲」と書いてある。

(ちなみにこんなに大きな看板をつけておいても、商品を見ている視線の外にあるため、はじめは目に入りません)

で、「そんなに自信あるなら飲んでみよう」と思ってボタンを押しました。

す、すると! 

jihanki3.jpg

この自販機の中央・上部に取り付けられているディスプレイがいきなりライブ映像に切り替わり、

この自販機の中で豆が転がり、ドリップして、コップに注がれている様子が複数のカメラで

中継し始めたのです。

たしかに、この写真の中でも、「生映像でご覧になれます」と書いてありますね。

なんだか、NHK「ピタゴラスイッチ」の仕掛け遊びを見ているようで、単純にカップコーヒーを自販機で買う以上の楽しさを味わいました。

でもこれ、価格帯が普通の2倍以上だから、「あれ?」と思ったんですよね。

150円くらいだったら、「高いなあ」と言うだけで、それ以上気にすることがなかったかもしれません。

「あれ?」→「え?なんで?」という疑問を喚起する刺激の大きさにもレベルがあることを学びました。

ドリップしたコーヒーもおいしかったですよ。

今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました! 

投稿者 鶴野充茂 : 06:24

2007年05月07日

いよいよ今週スタート、プレスリリース講座

いよいよ今週から、新しい広報のプログラムが始まります。

もしも、あなたが・・・

 ・少人数もしくは兼務で広報を担当している
 ・プレスリリースに自信が持てない
 ・メディアとの関係が今1つしっかり築けていない

なら、このセミナーをぜひ活用してください。


私は、このメデコミ会で数多くの業界関係者と接点を持っていますが、
広報という仕事が急速に専門職化していっている昨今、担当者のスキルに
大きな、大きな差がつき始めているのを感じています。


広告と比べて「掲載」にコストがかからない、という特性が書籍等を通じて
広く知られたことから、広報のアプローチに興味を持つ人が急増しました。

これは、広報の裾野が広がる、という観点では良いのですが、
プレスリリース解説本のフォーマットを丸写ししたり、メディアリストを
購入して、手当たり次第にリリースを送りつけたりするルール知らずの人も
同時に生み出すことになりました。

その結果、プレスリリースを受け取る側ではどんな状況になっているか。
 

「100枚のうち、97-8枚は印象に残らない」
 

と、今回の講師で、朝日新聞の経済部、社会部、そしてアエラの記者だった
烏賀陽(うがや)氏は、言います。

私も当然ながらプレスリリースを書く人の気持ちはよく分かります。

プレスリリースを1本書くのって、エネルギーが要りますよね。
いろんな人から(身勝手な)注文は入るし、みんなの意見を聞いていたら
特徴が見えない文章になる。やっとの思いでまとめたリリースをメディアに
送っても、まったく反応がない日々が続く辛さ。

「何が悪いの? これをニュースにしないなんて、理解できない。
 一体なぜ記者は反応しないの?」

そんな風に考えたことのある広報担当者も少なくないはずです。
 

「うちの商品は、世の中がビックリするようなモノじゃないし、
特徴と言っても、すべてがソコソコだからなあ。
プレスリリースに載せるネタが良かったら、反応もきっと違うんだろうなあ」

私もそんな風に考えていた経験があります。
 

しかし、烏賀陽氏に聞くと、意外な答えが返ってきます。


「ほとんどの商品は、ソコソコですよ。誰もが飛びつくようなネタなんて、
めったにありません」
 

取材して記事にするかどうかはそこでは差がつかない、と。

それより、むしろ、

「プレスリリースは、読まれるまでに差がつくんです」

と言うではありませんか!

よく話を聞いていると、長年メディアと付き合っているPR会社の人
でさえ、気がつきにくいポイントがいくつも出てきます。

新しく広報担当になった人はもちろん、
今よりもっと効果的にメディアにアプローチしたい人にも
ぜひ参加していただきたいプログラムです。

あなたのプレスリリースが、
100枚の「印象に残る」2-3枚に入るよう、
われわれも精一杯サポートいたします。


 ↓ 詳しくはこちらから ↓
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 ■トップ級メディアが反応するプレスリリース講座
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◇ 日時: 2007年 5月 10日(木)、6月7日(木)、7月5日(木)
      各回19時半~21時
◇ 場所: 東京・五反田 東京デザインセンター8F会議室

◇ 内容:

  第1回 ほとんどの広報マンが失敗していること 5/10(木)
  第2回 思わず読みたくなるプレスリリースの共通点 6/7(木)
  第3回 記者が取材したくなるネタの見せ方、まとめ方 7/5(木)


 ◆詳細・お申し込みは ⇒ http://www.beanstar.net/event/pr/


残席あとわずかです。ご興味のある方はお急ぎください。

 

投稿者 鶴野充茂 : 05:50

2007年05月06日

それと分かるかとうか

サービスを提供していても、それを認知されなければ、使ってもらえません。

何かを提供するにはコストがかかりますから、使ってもらえないものを用意し続けるのは問題です。

そんなことをオフィスの向かいのスーパーで思いました。

publicphone1.jpg

何の話かと言うと、公衆電話です。

最近の公衆電話はオシャレになっていて、ほら、この写真。レジの後ろにちょこんと置いてあったのですが、よーく見ないと、これが公衆電話であると分かりませんでした。

publicphone2.jpg

こんな風にコピー機の隣に置いてある。店としては、公衆電話を設置してある、と言いたい。でも、これだと気がつかないですよね。

いや、おそらく、この場合は気づかれないことを狙っているのでしょう。だからこそ視覚的にうるさくないように同系色にしたりして。それで、お客さんから聞かれたら、「あそこにあります」と言う。でももしそうだとしたら、それは普段、携帯電話を持っていて、公衆電話を探すことのない人の発想のように思います。

今、公衆電話の数がどんどん減っているので、携帯電話を忘れたり、携帯電話を持ち歩かない人が電話を探す時、とても苦労するんですよね。

いざと言う時に「あそこにあったはず」という記憶があるのとないのとでは、頼りにされる・活用される機会がまったく違うと思うんです。トイレの場所なんてそうですよね。店のどこにあるのか、どこの店のトイレが広くてキレイなのか知っておきたい。いざと言う時に、快適に使いたいからです。

そう考えると、やっぱりこの公衆電話も、日ごろからもっと認識されておく方が良いと思うんです。

マーケティングに力が入っているサービス(写真の中だと右隣のEdyとか)なら店頭表示用のPOPなども用意されているものですが、コモディティや標準インフラ化したものはサイン(表示)が少ないものです。

そうすると、もう目に付く置き場を選ぶしかないんでしょうね。配線の問題がありますが。

そこまで工夫しても、電話料金の売上は大して変わらない、だからここにまとめて置いておこう、という発想なんでしょうが、私は逆に、そんな細かな工夫がある店の方が、記憶にひっかかりがあって店全体の利用度が上がるような気がするんですよね。

  今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!

 

投稿者 鶴野充茂 : 08:57

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