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2007年05月22日

同じニュース、異なる表現

今日の新聞を斜め読みしていて、同じニュースでも、記事のまとめ方に違いがあるんだな、と発見しましたのでご紹介します。

 

(日経) たばこ代、2倍なら3割が禁煙検討・京大教授ら分析

京都大学の依田高典教授と甲南大学の後藤励准教授らのグループは21日、日本のたばこ価格を現在の2倍以上と欧米並みに値上げすると、ヘビースモーカーの約3割が禁煙を試みるとの分析結果をまとめた。ニコチンへの依存度が高いと健康被害などを唱えても効果がなく、研究グループでは「喫煙者を減らすにはたばこを大幅に値上げする必要がある」と話している。 (5/22/07 日経)


(読売)たばこ1箱1000円ならほとんど禁煙…アンケート結果

喫煙者が気にするのは健康よりもたばこの値段?京都大大学院経済学研究科の依田高典教授(応用経済学)らの研究グループは、たばこ1箱が1000円なら、喫煙者のほとんどが禁煙し、ニコチン依存度が高い人ほど、価格が禁煙の動機付けの重要な要素となる、とのアンケート結果をまとめ、21日、発表した。(5/22/07 読売)


(毎日)ヘビースモーカー:価格800円で、ようやく7割禁煙

ヘビースモーカーは、健康リスクや多少の値上げといった「脅し」にはほとんど動じないが、価格が800円になると約7割が禁煙を試みる--。京都大の依田高典教授(応用経済学)らのグループは21日、こんな研究結果を発表した。ニコチン依存度があまり高くない喫煙者には、価格や健康情報も禁煙を試みる動機になった。依存度別の調査は国内初という。(5/22/07 毎日)

(朝日)なし


日経の見出し、頭で一度意味をよく考えないとイメージできないですよね。一番難しい。

分かりやすさという観点だと、読売が一番でしょうか。「1000円なら、そりゃ買わないよな」と思わせる見出しです。

毎日は社会学的な解説っぽい感じ、ですかね。

同じプレスリリースからの記事化だと思いますが、同じ事実を伝えるにもいろんな表現があることを改めて感じさせられました。もちろん、記事化しない、という朝日のような判断もあるわけです。

 今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!

 

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投稿者 鶴野充茂 : 2007年05月22日 16:46