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2006年09月29日
建て主のメッセージ
うちのオフィスの近所に、ある建築家が家を建てています。
半年くらい前に、通りがかかったら、その土地の前に看板が掲げてあり、「ここに小さな家を建てます」「自分たちで建てていきます」と書かれていました。
半年後、家の建築自体は一向に進んでおらず、「やめたのかな」と思ったら、看板が書き換えられていました。
看板にはこうあります。
「2005年12月から小さな住宅の建設を始めています。半年以上かけてやっと地下の穴を掘り終えました。150トンの土を掘り出す作業はなかなか大変でしたが、キレイな土を友人達と掘る事には沢山の発見や悦びがあり貴重な経験となりました。今からジョジョに本格的な工事が始まります。色々とご迷惑をおかけすると思いますが何卒よろしくお願いします。」
一度メッセージを発信すると、興味を持った受け手は、「その後」が気になります。そういう時、こんな更新情報があるといいですよね、見守ろうという気持ちになります。(看板の書き換えをRSSに登録できないかな)
それにしても、「確認済証交付者」が「イーホームズ 藤田東吾」ってすごく気になるんですけど・・・。
ぜひ耐震性のある、素敵な家を建ててください。
投稿者 鶴野充茂 : 12:08
2006年09月28日
日経BPサイトでコラムの連載がスタートしました!
日経BPのサイト上で、私の連載コラムがスタートしました。タイトルは、「自己演出時代のコミュニケーション強化大作戦」です。
年末まで毎週更新予定です。ご一読いただき、ぜひご感想などお寄せください!
投稿者 鶴野充茂 : 19:37
2006年09月27日
鶴岡秀子の元気がでる教室(10/19)
今年もあと3ヵ月です。と、こんな風に書くと、時間が過ぎ去っていくことに漠然とした焦りをおぼえたりしませんか?
自分のPCのウイルスバスターは頻繁に更新されていくのに、
自分は、同じところをグルグル回っているようで、まったく成長してない!
と思ってしまうことってないですか?
10月の「鶴岡秀子の元気がでる教室」は、そんなあなたのために開催します!
こんにちは。ビーンスターの鶴野充茂です。
毎月開催している「元気がでる教室」、次回がまとめの回になります。
テーマはズバリ、「あなたがバージョンアップするために」。
なんだそりゃ、と思う人もいるかもしれません。でも、ひょっとすると、そんなあなたもバージョンアップが必要な状態にあるかもしれませんよ。
たとえば、意識をしないと毎日同じことを繰り返して、成長感を持てずに苦しい思いをしている人や、
役職が上がったり、新しい境遇で、無理やりにも自分を成長させていかねばならない人もいるかと思います。
私自身、このビーンスターを創業してからというもの、思うように会社の成長スピードを上げられないことに何度も歯がゆさを感じてきました。
そんな時に必要なのは、同じやり方のスピードアップで対応するのではなく、やり方自体を変えてしまう、その前にはまず何かボトルネックになっている発想自体を変えてしまうことかもしれません。
それが「バージョンアップ」です。
鶴岡秀子さんは、文字通り「バージョンアップの達人」です。
例を持ち出すまでもなく、ベンチャーは日々、アクシデントの連続です。
いや、連続、というより、ベンチャーは予定外のこと「しか」起こりません。
そんな起業を鶴岡さんは3度も果たし、「伝説のホテル」を立ち上げるという、まったく未経験の事業に今、取り組んでいます。
しかも大口を開けて笑いながら。
一回り大きく自分を成長させる方法、それも偶然を待つのではなくて自分から仕掛けていく方法を、いつものように笑い溢れるエピソードとともに紹介してくれます。
ちなみに9月は満席でした&リピート率たいへん高いです。
すでに申込みがたくさん入っています。
気になる方は、今すぐお申し込みを!
申込みは「鶴岡秀子の元気がでる教室」のページから
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◇ 内容(抜粋)
・「自分」を知ることの大切さ
・「自分」の価値観に気づくアプローチとは
・ 自分の知らない「自分」に気づくアプローチとは
・ 周りが「バージョンアップしたな」と思う人には共通点があった!
・ あなたの信頼度が大幅にアップする○○性を持ち方とは
・ バージョンアップのために「自分○○○○」という考え方を知ろう
・ 継続して成長するために
・ 人生のコントロールは○○のコントロール
・ 人生の大きな分かれ道: 「○○ようとする人」と「○○○○する人」
・ 夢を設定する目的とは
等など、あなたがバージョンアップするためのヒントが
盛りだくさんです。
◇ 日時:10月19日(木)19時半~21時
◇ 場所:東京・五反田 東京デザインセンター8F会議室
◇ 参加費:5,000円 (前払い)
◇ 申込み方法 下のページから申し込んでください
http://www.beanstar.net/event/genki/
参加者の声や講師の鶴岡秀子さんについても元気がでる教室のページに掲載しています
写真は9/26に開催された「鶴岡秀子の元気がでる教室」の様子です
投稿者 鶴野充茂 : 17:10
2006年09月13日
トイレでおもてなし
丸ビルのオフィス棟でトイレに入って、思いもかけなかった「おもてなし」を受けました。
便器の上に木製の台。広い個室にある所は時々出会いますが、「小」側ははじめてかもしれません。
何がそんなに驚きか。
こんなふうに使えます。
雨の日、荷物が多い日、困るわけです。
荷物が置けるようになっているトイレとは出会った事がありますが、カサを引っ掛けられるようになっている+木製で「こちらへどうぞ」感があるトイレは初めてです。
カサなんて、やり場に困りますからね。ズボンのポケットに引っ掛けて、用を済ましている人もいるくらいですから。
それがここだと、「おやおや、お持ちしましょう。どどどうぞ、こちらへ」
そんな声が聞こえてきそうです。
最中に目の前のカバンが倒れてくるのを心配しなくてもいい。最も必要な時に、さりげなく手を貸してくれる。しかも、人がじーっと待っているわけではない(イギリスの高級ホテルによくある)。
日本のホスピタリティーの粋を感じました。
こういうのもオフィスビルの付加価値、自己演出メッセージになっていると思います。
(さすが坪5-6万円だけのことはある?)
投稿者 鶴野充茂 : 18:11
2006年09月12日
ACフォーラム2006開催:Web2.0時代のマーケティング・コラボレーション
ACフォーラム(All Communicators' Forum)は、昨年からスタートした広告・広報・メディア・マーケティングなど「伝える」ことをテーマに仕事をしている人たちのためのイベント。2回目の開催となる今年のテーマは、「Web2.0時代のマーケティングコラボレーション」。マーケティングの最新のトレンドや仕組みを理解して、「コラボ」を軸に新しいビジネスのアプローチを一緒に考えてみませんか? 組織を越えた業界の有志が力を合わせて企画・開催しています。
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ACフォーラム2006: Web2.0時代のマーケティング・コラボレーション
■ 日時:10月9日(月・祝:体育の日)10:30-16:00
■ 場所:東京・飯田橋 東京しごとセンター 地下講堂
■ テーマ:「Web2.0時代のマーケティングコラボレーション」
■ プログラム:
・「Web2.0時代のマーケティング・コラボレーション」織田浩一氏
(デジタルメディアストラテジーズ社代表、アドイノベーター編集長)
・「SNSの進化とコラボレーション」
山岸広太郎氏(グリー株式会社 副社長)
・「特化型SNSとマーケティングコラボの可能性(仮)」
吉岡秀浩氏(ナイルスコミュニケーションズ 常務)
山崎秀夫氏(野村総合研究所 上席研究員)
・「消費者とのコラボレーション」
高広伯彦氏(グーグル 広告プランニング シニアマネージャー)
・「インフルエンサーとのコラボレーション」
本田哲也氏(ブルーカレント社長)
渡辺健太郎氏(サイバーエージェント アメーバ事業本部本部長)
ほか
■ 参加費:12000円
(9/18までに申込み、9/22までに振込みの場合に限り早割:10000円です!)
■ 詳細・申込み:ACフォーラムのサイトから
お誘い合わせの上、お申し込みはお早めにどうぞ!!
投稿者 鶴野充茂 : 11:06
2006年09月10日
観光広報のポイント
またもや「個人の時代」を確認です。
静岡県から再びお呼びがかかって、観光広報の研修講師として伊豆・三島に行ってきました。
研修についてはビーンスターのサイトで
研修後、幹部の方に案内されて地元・三島の「おにぎりカフェ」へ。
蔵を改造した建物で、国の有形文化財に指定されたのだとか。そこはアーティストの絵がかかり、ギャラリーになっているほか、時々ライブも開催されていると言います。
この研修プログラムを準備する過程でいろんな人にヒアリングしましたが、もはや観光広報の発信メッセージのポイントは、観光地という「場所」や土産ではなく、「人」とその人にまつわるストーリーの方がはるかに効果的だと確信しました。
観光地の人たちは、自分たちの「場所」に来てもらいたいと思っている。
でも、観光客は、その「場所に行くこと」を目的としないんです。
いつもと違う「時間」を過ごしに出かけてるわけです。体験を求めてるんですよね。
家族を喜ばせるとか、気分転換するとか。そのために、結果的に「どこかにでかける」という行動が発生します。
そうすると、「この場所、いいよ」では、人は反応しにくいんですね。
三島の町中にこんな散策コース
われわれ(多くの人)はTVや雑誌で見たり人から話を聞いたりして、すでにいい場所をたくさん知っているので、「いい場所」だけじゃ難しい。
そこには、自分と「その場所」の関係性が必要なんです。
「なぜ、その場所に行くのか」という。
そうすると、「こういう時間を過ごすために」「あなたに」オススメという2つの視点が必要になります。
それには、「どんな時間を過ごしているか」「過ごしてきたのか」という実際の経験談や具体的なイメージがいるんですね。そして、それを持っているのは、「人」です。特定できる「個人」。
今回、三島で、地域活性を考えている人たちと出会いましたが、その「なぜ、その場所に行くのか」を冷静に、しかも、訪れる側の視点で見ているのは、現地在住で、過去にヨソに住んだことのある人たちでした。
そんな人たちの、「なぜ今その場所なのか」を聞いていると本当に面白いんです。
・なぜ(たとえば)東京から引っ越して今そこに住んでいるのか
・その場所のどんなところが良いのか
・どんな過ごし方がオススメか
・そこでどんな活動をしているのか
聞いていると、自分も何か関わりを持ちたくなります。
またその場所に戻ってこようと思うようになります。
観光に行くんじゃなくて、そんな人たちにまた会いに行こうと思うようになるんです。
上に書いた「おにぎりカフェ丸平」の川村さんや、
フットサルの伊豆リーグをとりまとめている松永さん もそんな一人でした。
ずっと地元にいる人だけじゃなくて、そんな「ヨソ」との翻訳や通訳ができる人が観光広報の情報発信には必要なんだと改めて思いました。
個人の重要性、個人の可能性を再確認です。
投稿者 鶴野充茂 : 10:32
2006年09月05日
看板の自己演出
この看板で一番伝えたいメッセージは、果たしてなんでしょうか?
電柱に巻きつけられたこの不動産の看板。何気に見て通り過ぎようとして、どうも釈然としなくて立ち止まって思わず写真をとってしまいました。
「内覧不可」が、この看板の作者の最も伝えたいメッセージなのでしょうか。
字の大きさから言うとそうですよね。
でも、それよりは、「まだどこにも出ていない戸建」という、この看板で最も小さな字の方が、重要なんじゃないでしょうか?
一方で、きっと、反応する人の視点からすると、
高輪3丁の戸建>4LDK+車庫>9,980万円>未公開>内覧不可、ザンネン というような順番で判断するんでしょうね。
ただ、特に強いセールスポイントがあるわけではない物件の場合、「内覧不可だ、すごいだろう」というメッセージの方が、インパクトがあるのかもしれません。
そんなのアピールする看板はあまり他にないですからね。
そこまで考えて作っているとしたら、スゴイと思いません?
投稿者 鶴野充茂 : 12:11 | コメント (0) | トラックバック
2006年09月04日
鶴岡秀子の元気がでる教室(9/26)
せっかくやる気になっても、翌日会社に行ったら課題が山積みで、元気が出なくなってしまった、なんて経験はありませんか?夢や目標を持っていても、実現までの道のりがあまりにも遠すぎて、「やりきる」気力が出ない、ということはありませんか?
一方で、現われるだけで雰囲気が明るくなったり元気づけられたり、無茶な計画でも、なんとなく「この人が言うんだったら実現するかも」と思わせるくらいパワーを感じる人っていますよね。
この差は一体なに? 鶴岡秀子さんとそんな議論をしているうちに、「モチベーションをどうマネジメントしているかの差ではないか」という結論になりました。
課題が大きければ大きいほど、すぐには実現しない。だから、継続的な実行力を支えるために、日々の精神面のコントロールがとても重要になる、ということなんですね。
確かに、モチベーションを維持し、周りの仲間を味方につけてズンズンとプロジェクトを進めて行く人っていますよね。でも一体、どうやって? そういう人は落ち込むことってないの? 大殺界はどう乗り越えるの?
「それはね、いろんなトレーニングと工夫があるんですよ」
少女時代(!)に「幸せのポリアンナ」というアニメを見ながら、どんな不幸の中でも幸せになる視点を見つけるトレーニングをして発想を鍛えたという鶴岡秀子さんは、自信に満ち溢れた眼をしながら、突然語り始めたのです。
その話を聞いていた私、鶴野は「うわっ! それ、面白い!」と思わず打ち合わせをしていたレストランで声を上げてしまいました。
さて、そのトレーニングと工夫とは!?
いつも元気な鶴岡さんのとっておきの秘密がこの日、明らかになります。
くじけそうになった時、いや、毎日使えるヒントを1時間半でご紹介できるように、エッセンスをギュッと詰め込みました!
前回も満席+今回もすでにかなり予約が入っています。
今すぐお申し込みを。
申込みはこちらから ⇒ ⇒ 鶴岡秀子の元気がでる教室
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●鶴岡秀子の元気がでる教室(9/26)
「モチベーションをマネジメントする方法」
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◇ 内容(抜粋)
・ モチベーションって一体なに?
・ あなたを動機づけているのは・・・実は△△!
・ 人の持つ○○○○○に注目しよう
・ 4つのタイプで考える: あなたは一体、なに人?
・ 同じことを言われて頭にくる時となんでもない時の差とは?
・ △△をコントロールする3つの方法
・ つまらない状態から楽しい状態にする切り替えトレーニング
・ 自分自身の○○○○をつくろう!
等など、現状を打破するヒントが盛りだくさんです。
◇ 日時:9月26日(火)19時半~21時
◇ 場所:東京・五反田 東京デザインセンター8F会議室
◇ 参加費:5,000円 (前払い)
◇ 申込み方法 下のページから申し込んでください
http://www.beanstar.net/event/genki/
参加者の声や講師の鶴岡秀子さんについても↑に掲載しています
投稿者 鶴野充茂 : 05:39 | コメント (0) | トラックバック
2006年09月03日
ナンバープレートで自己演出
うっかり見落としていましたが、車のナンバープレートが希望番号を取れるようになってるんですね!
しかもインターネットで申込みができる!と。
で、特に人気が高い以下の番号(地域ごとに他の番号も設定有り)は抽選。
1,7,8,88,333,555,777,888,1111,3333,5555,7777,8888
番号獲得というと、昔は、順番を待って(時間をかけて)やっと取れる、というイメージがありましたが、ケータイのナンバーポータビリティ(携帯のキャリアを変更しても番号を変えなくてもいい仕組み)も始まるし、ネットで番号売買のサイトもある。世の中の「割り当てナンバー」は、希望すれば選べる、という方向に進んでますね。
銀行口座の番号、クレジットカードの番号、パスポートの番号、運転免許の番号、印鑑登録証の番号、健康保険の番号、生命保険の番号、各種会員番号・・・・ どんどん選べるようになってくるんですかね?
いやぁ、こういうのもWeb2.0時代という言葉でまとめられるようになるのかな。
身長とか体重とか、年齢の数字まで選べるようになるんですかね。
Web2.0時代ですからね、なんて。
どんな番号を選んで自分のメッセージを発信するか。これも1つの自己演出かと思います。
一方で、こういう選択が容易になればなるほど、自分を「どう認識してもらいたいのか」が大きなテーマになりますね。自己演出の原点だと思いますが。
・ 自分を見つけて(認知して)ほしいのか、見つけてほしくないのか。
・ 自分にコンタクトしてほしいのか、してほしくないのか。
・ 自分を記憶してほしいのか、ほしくないのか。
・ 何かを見て自分を思い出してほしいのか、ほしくないのか。
で、逆に番号を見てその人のイメージも膨らんできます。
車のナンバープレートの番号で言えば、
誰もが注目する、おぼえやすい番号を選ぶ人は、きっと独自色というよりも「露出」により強い関心がある。
誰もわざわざ選びそうもない番号を選ぶ人は、より「自分と言えば、○○○○」というメッセージ性を大事にしている。自分のオリジナル(個別)番号という認識ですね。誕生日とか、電話番号とか。主張したいメッセージの語呂合わせとか。
もし仮に、すべての車の所有者が意思を持ってそのナンバーにしているとしたら、
「その人はなぜその番号を選んだのか」を考えてみるのも面白いかもしれません。
少なくとも渋滞の車の中の発想トレーニングや話題になるのではないでしょうか?