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2007年05月06日
それと分かるかとうか
サービスを提供していても、それを認知されなければ、使ってもらえません。
何かを提供するにはコストがかかりますから、使ってもらえないものを用意し続けるのは問題です。
そんなことをオフィスの向かいのスーパーで思いました。
何の話かと言うと、公衆電話です。
最近の公衆電話はオシャレになっていて、ほら、この写真。レジの後ろにちょこんと置いてあったのですが、よーく見ないと、これが公衆電話であると分かりませんでした。
こんな風にコピー機の隣に置いてある。店としては、公衆電話を設置してある、と言いたい。でも、これだと気がつかないですよね。
いや、おそらく、この場合は気づかれないことを狙っているのでしょう。だからこそ視覚的にうるさくないように同系色にしたりして。それで、お客さんから聞かれたら、「あそこにあります」と言う。でももしそうだとしたら、それは普段、携帯電話を持っていて、公衆電話を探すことのない人の発想のように思います。
今、公衆電話の数がどんどん減っているので、携帯電話を忘れたり、携帯電話を持ち歩かない人が電話を探す時、とても苦労するんですよね。
いざと言う時に「あそこにあったはず」という記憶があるのとないのとでは、頼りにされる・活用される機会がまったく違うと思うんです。トイレの場所なんてそうですよね。店のどこにあるのか、どこの店のトイレが広くてキレイなのか知っておきたい。いざと言う時に、快適に使いたいからです。
そう考えると、やっぱりこの公衆電話も、日ごろからもっと認識されておく方が良いと思うんです。
マーケティングに力が入っているサービス(写真の中だと右隣のEdyとか)なら店頭表示用のPOPなども用意されているものですが、コモディティや標準インフラ化したものはサイン(表示)が少ないものです。
そうすると、もう目に付く置き場を選ぶしかないんでしょうね。配線の問題がありますが。
そこまで工夫しても、電話料金の売上は大して変わらない、だからここにまとめて置いておこう、という発想なんでしょうが、私は逆に、そんな細かな工夫がある店の方が、記憶にひっかかりがあって店全体の利用度が上がるような気がするんですよね。
今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!
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投稿者 鶴野充茂 : 2007年05月06日 08:57