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2004年08月19日

「つるの式」メルマガ創刊準備号が出ました

ようやく懸案だった「つるの式コミュニケーションメソッド」のメルマガを出せました。
「つるつる通信」3月以来のメルマガですから、実に半年ぶりくらいです。
 
今後、ぽつりぽつりとビジネスに使えるコミュニケーションのアプローチを紹介して行こうと思っていますので、皆さま、ぜひまぐまぐでご登録ください
 
 
↓創刊準備号の内容の一部をこちらでご紹介します↓
 
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■01: つるの式コミュニケーションメソッドって何?
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人はどうして人間関係に悩むのでしょうか。
同じように人と話をしているのに、どうして人によってコミュニケーション
スキルに差が出るのでしょうか。
いつもは普通に話ができるのに、なぜ大勢の人前で話そうとすると緊張する
のでしょうか。

不思議ですよね。同じ人間が相手なのに。

コミュニケーションは、力が入るとうまくいきません。相手に緊張感が伝わ
ることも影響してしまいます。

とは言っても、「苦手だからつい意識してしまうものだ」と言う人がいるか
もしれません。

どうにもうまく行かないと思う場合には、こう考えてください。

そもそも価値観も考え方も違う人を相手に、自分が思っていることを伝えよ
うとしても簡単には伝わらないものなのだ、と。

簡単に伝わらないから、本当に伝わった時には涙が出るほど嬉しいと感じる
ものです。そんな経験ありませんか? あゝ、この人、今、本当に分かって
くれたんだなと感動することって。

人はほとんどの場合、話していても相槌を打っているだけで、話し手が思う
ようには理解していません。相手の話なんてあまり聞いてないんです。
でも、無反応だと話が進まないから首を縦に振っているのです。


私の尊敬する人にこんな人がいます。(日本人です)


若い頃、ほとんどスペイン語が話せないのに、スペインでホテルの仕事につ
きたいと思い、採用面接に行ったそうです。


~そこは、緊張感漂う面接の場。
でも案の定、相手が何を言っているのか分かりません。

彼はぼんやりと、おそらく募集している仕事の説明をしているのだろうなと
思いながら聞いていました。そしてある時、何か自分に聞いているような間
が空いたと感じたのです。そこで思わず「Si(Yes)」とだけ答えたんだそう
です。

そうすると、またおもむろに相手が話しはじめました。

しばらくして、間が空いたら、「Si」
しばらくして、間が空いたら、「Si」

面接官は書類を見ながら質問をし、ちょっと首を傾け目線をこちらに送って
答えを待つ。そして「Si」という言葉を聞いたら、「OK」と言って、また書
類を見る、このやりとりが何度か続きました。

そしてある時、また答えを求められたような間があったので、同じように
「Si」と答えました。

すると、面接官は一瞬「えっ?」という顔をします。
彼はそこで、「おっと、いやいや」という顔をし、低い声で「No」と答えま
した。
 
面接官は、「そうだよなあ」という顔をして、また書類に目を落としてやり
とりを続けるのです。

そして、それだけの会話で彼の採用は決まりました。

「何を言っているのか、さっぱり分からなかった」
彼は当時を振り返って言います。

それでも、コミュニケーションの目的は達成したのです。

ちなみにその人は今、大手外資系ホテルのエグゼクティブです。
 
きっと当時のそのホテルでは、本当に人に困っていたのでしょう。しかし、
ポイントは、相手のことを理解することも自分のことを伝えることも大切で
すが、目的を達成するためには、何もお互いで理解し合う必要はないのだと
いうことです。

採用面接で一番大切なのは、採用してもらうこと。雄弁にプレゼンをするこ
とではありません。

そんな観点から、力の抜けた、目的達成型の要領の良いコミュニケーション
講座を進めて行きたいと思っています。
 
 
ヒトって、コミュニケーションって、面白い。
それが「つるの式コミュニケーション・メソッド」です。
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投稿者 鶴野充茂 : 2004年08月19日 12:30

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