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2007年08月26日

「祭り」での議員の挨拶、どう考える?

地元の夏祭りに家族で参加しました。

自己演出祭

開始後1時間くらいたったあたりでしょうか、唐突に来賓の挨拶タイムが始まります。

自己演出祭

東京都 港区長 の挨拶。 話のテーマは、「この町」。この町はこんな優れた取り組みをしている、などと。

「え、誰?」 

「顔も名前も知らなかったなあ」

という声が付近から聞こえてきました。

(よかったですね、区長。わざわざ来て挨拶した効果があったわけですね)

自己演出祭

続いて地元選出、<元>衆議院議員 海江田万里氏。

話は「夏休みの宿題、してください」で始まりました。

  ・・・・・んー、あんまりシナリオ練ってませんね。それは昼間にした方がいい話です。

ほか、都議会議員などは名前だけの紹介でおしまい。


祭りの開始1時間後、というのは、

  ・そこそこ人が集まっていて、

  ・まだそれほど酔っておらず、

  ・祭りの実行委員会の役員たちもまだ気持ちに余裕がある

というタイミングなのでしょうね。


さて、自分ならどんな挨拶にするか

立場によって伝えるべきメッセージは変わってくるのでしょうが、最低限必要なのは、

  ・その時に合った話であること 

  ・その場所にあった話であること

ですね。さらにその上で、その場にいる人が「こうなりたい」という気持ちを盛り上げる手伝いをしたい。


つまり、「単なる、いつでもどこにでもある1つのイベント、ではなく、今日のこの日・この場所が特別な思い出」になるような話をしたい、ということです。


祭りのような「楽しみたい」という場では、楽しめる話をし、「気分サイコー!」となってもらえるような内容を考えたいものです。 (本人はすぐにいなくなるので、一般客にとっては、話の印象がすべての記憶ですから)

そうすることが、地元有力者である、祭りの実行委員会の役員たちや、そこに集まる人たちの希望ですし。


・・・って、誰もそこまで議員の挨拶に期待していないかもしれませんが。

  
  今日も1つ、自己演出コミュニケーションの頭の体操ができました!

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投稿者 鶴野充茂 : 2007年08月26日 07:48