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2007年07月20日

失敗をPRする効果

できればうまくいった結果や、オススメしたい商品・サービスをPRしたい、というのが人の心だと思いますが、うまくいかなくてもPRのきっかけは作ることができる、という例がありましたのでご紹介します。

農水省PR、効果さっぱり /遊休農地の活用 /430万円投じ反応17件

あなたの田舎にある農地、眠っていませんか?--。昨年末、「いねむりかかし」をあしらったポスターとチラシで遊休農地の活用を呼びかけた農林水産省のキャンペーンの効果がさっぱりだ。430万円を投じたが、電話やファックスなどの反応は2月末までにわずか17件。夏休み期間にキャンペーン第2弾を展開するが、いねむりかかしは目覚めるかどうか。(中略)

キャンペーン第2弾の予算は約300万円。全国の高速道路サービスエリアで配布されるフリーペーパー、都電荒川線の電車、羽田空港ラウンジの映像メディアに広告を出す。(以上、7/20/07付 MJより引用)


さて、うまくいってないのにメディアで紹介される条件は何でしょう。

 ・税金を使っているか、多数の人が関係している

 ・みんなが知っているテーマ・キーワードである

 ・知ると、「えーそうなのー?」 と 何がしかのリアクションが期待できる

というような感じでしょうか。

しかし、問題はタイミングです。上の記事が記事として生まれたのは、あくまで、「前回、失敗したのに、またやるって!」というタイミングだからですよね。

また300万円の税金を投じて取り組む。オイ、本当に今度は大丈夫なの? というメッセージ性を感じさせる記事・・・なのですが、そのメッセージ性がなかったら、内容的にはおそらく記事にはなっていないと思いますので、そう考えると、前回の失敗をPRしたことが、パブリシティに活かせた、効果があった、と考えるべきでしょう。

    今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!

 

 

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投稿者 鶴野充茂 : 2007年07月20日 12:34