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2007年06月25日

みのポリティクス

日曜の日経新聞に、興味深い記事がありました。

(風見鶏) 「みのポリティクス」の時代

 与野党の国会議員の話を聞いているときに、「みのもんた」という名前を耳にすることがめっきり増えたように思う。 テレビで顔を見ない日はないほどの売れっ子だが、話題にのぼるのは「おもいっきりテレビ」や「どうぶつ奇想天外!」ではなく、TBS系列で平日の朝に放映されている「みのもんたの朝ズバッ!」だ。

 「今朝のあのコメントはおかしいと思わない?」「みのもんた流の割り切りで本当にいいのかね」。批判的な声も多いが、政治家がこの番組をかなり気にしている様子がうかがえる。露出度の多さから見て、みの氏は今や最も影響力のあるオピニオン・リーダーと言える。安倍晋三首相と親しく、それを隠さない。

 さまざまな番組に出演経験のある自民党の山本一太参院議員は「みのさんは話術の天才。『赤坂の議員宿舎はけしからん。なぜなら家賃が安すぎるから』という二段論法は強力だ。裁判官になって判決を下すような弊害もあるが、影響力という点であの番組が主戦場になっている」との見方を示す。

 政治とテレビの関係などを専門とする逢坂巌・東大大学院助手は「みのポリティクス」と名付けて、学生とともに「朝ズバッ!」の研究に取り組んでいる。

 逢坂氏は上限金利、議員年金、議員宿舎問題などの放送例を挙げて「単純な切り口でわかりやすいから、国民がどう見ているかという日々の世論調査のような場になっている。あそこで相場観ができる」と指摘する。「組織の政治から広報の政治に変わり、世論をいかに反映するかというところに政治のステージが移った。テレビというアリーナで話せる一種の雄弁術が政治家に必要不可欠な時代になったのではないか」。こんな問題意識を抱く。 (以下略、 以上 6/24/07付, 日経新聞より引用)


「みのポリティクス」っていいですよね。 私ならもう少し短い名前を考えるだろうけど。

小泉劇場だとか、テレビ政治といった言葉が出てきて久しくなりましたが、司会者の個人名がメディア名に取って代わるのはおそらく初めてではないでしょうか。

田原総一郎氏も、古舘伊知郎氏 も、はたまた久米宏 氏も、政治メディアとしての名称は得ませんでしたからね。

だから、そんな意味で、概念的には、局を横断する政治チャンネルができたようなイメージですかね。称するならば、「みのチャンネル(略して みのチャン)」。

日本初政治放送の「みのチャン」開設、米C-SPANに対抗。とか。 お、見出しになりそうだ。

これを東大で研究テーマにした逢坂巌さん に拍手。  


どこかでお会いする機会があったら、じっくりお話ししてみたいところです。(どなたか紹介してください)

 

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投稿者 鶴野充茂 : 2007年06月25日 19:54