« [つるの式46]自己紹介にどう向き合うか | メイン | フライシュマンヒラードとクロールが共同サービス »

2007年03月01日

オズマPRとコムデックスが業務提携

広報マンドットコムを続けてきた私としては、触れないわけにはいかないので、メモしておきます。

コムデックスと提携/オズマピーアール 共同で受注

PR会社のオズマピーアール(東京・港、柳勲社長)は、同業のコムデックス(東京・中央、長江豊社長)と業務提携する。オズマピーアールはメディアに対する広報活動、コムデックスは市場分析やPRの戦略立案をそれぞれ得意分野にしている。共同で企業から新製品のPR案件などを受注して業務を分担するほか、戦略立案からメディア向け広報までを一括して請け負う。 (以上、3/1/07付 日経産業新聞より引用)

一般メディア的には小さな記事なんですが、PR業界的には大きな意味のあるニュースです。

新聞報道を確認してからウェブにもプレスリリースが出ました。

オズマピーアールコムデックス

プレスリリースにはこうあります。

 PRが日本に紹介されて半世紀、最近ではPR関連図書が数多く出版されたり、政党のメッセージ伝達にPR会社が大きな役割を果たしていることが報道されたりするなど、企業・団体はPRによるコミュニケーション活動の重要性に関心を高めています。しかし一方、Webメディアの台頭や、ブロガーやSNS等の生活者への影響力が無視できなくなり、対メディアへの情報発信を中心とした従来型のPR会社のあり方が曲がり角に来ていることも事実です。また、PR業界自体も、株式上場会社の出現、外資との提携、異業種からの資本参加等により、大きな変革の時期を迎えております。

プラップや共同PRなど業界大手PR会社が上場する一方で、これまではPRマンが会社を飛び出して新たなPR会社を立ち上げるケースは多々ありましたが、国内PR会社間での提携や合併などの動きはほとんどありませんでしたので、今回のニュースは、業界マップを変えていく新しい動きの先がけになるかもしれません。

個人的には、

「どんな所が得意なんですか?」と聞くと、必ず「何でもやってますからね」と特徴をはっきり言わなかったPR会社が、「○○を得意分野としている」と明瞭に記事にまとめられてしまったのが、すっきりして良かったと思っています。

当のプレスリリースではこうなっています。

オズマピーアールは40数年来、総合PR会社の代表としてPR業界をリードして、多くのPRの成功事例を有しています。また、コムデックスはPR業界にマーケティング的手法を吹き込み、新たなPRフィールドを創造してきたと自負しております。

オズマピーアールのメディアリレーション力と、コムデックスの得意としている情報価値創造の戦略立案力とを合体してサービスを提供

なんだか、も1つハッキリしてませんよね。

記者は、電話なりで確認したはずです。「メディアリレーション力って一体なんですか?」「情報価値創造の戦略立案力って一体なんですか?」って。

スッキリ、ハッキリすると、記事になる、ということですかね。

今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!

BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

●最近のエントリー
09/15 宣伝会議の巻頭特集で記事を書きました。
09/13 9/21イベントをソーシャルメディアで面白くする「まめさんテレビ」
09/03 劇団四季ミュージカル「ライオンキング」を観た
09/01 日経BP主催/経営者のためのソーシャルメディア実践講座、参加者募集中
08/31 [つるの式55] とっさにコメントを求められた時の対処法は?

 「つるの式コミュニケーションメソッド」

メールマガジン登録

このblogの筆者によるメルマガにご登録ください。自分の名前で仕事をしていきたい人のための実践ビジネス対人要領&自分マーケティング講座(無料)がメールで届きます。

メールアドレス:

Powered by まぐまぐ



投稿者 鶴野充茂 : 2007年03月01日 18:49