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2007年02月20日

中身が良くても伝わらない時

「実力さえあれば、生き残っていける」 とか 「中身が良ければ分かってもらえる」 なんて表現がありますが、こういう調査を見ていると、「実力を評価してもらうまで」「中身を見てもらえるまで」に、ハードルがあるな、と思いますね。

仕事スキルより基本マナー

日経産業新聞とgooリサーチを運営するNTTレゾナントが行ったインターネット調査によると、30-50代の部下や後輩を持つ人に、入社3年未満の若手社員について気になることを聞いたら58.5%「言葉遣い」と答えた。入社3年以内に身につけて欲しいことでは「あいさつなど基本マナー」72.2%、 「言葉遣い」62.8%だった。

書類を作る文章力や語学力といったスキル以前に、早く基本動作を身に付けて欲しいとの上司や先輩の切実な願いが浮き彫りになった。(2/20/07 日経産業より引用)

コミュニケーションの難しさは、どんな正論を言おうとも、まず「話を聞こう」「言っていることを受け止め・受け入れよう」と思ってもらわないことには、効果的に伝えることはできないということです。

直接的に利害関係があって、相手の言うことを聞かざるを得ない場合でも、上の調査のように、言葉遣いやマナーが気になってしまうわけですから、ゼロから信頼関係を築こうとする場合には、大きなネックになりかねません。

どれだけ高いビジネススキルを持っていても、それを発揮する前に関係構築の段階があって、その時のやりとりでコミュニケーションがとれそうだと判断されて初めて、相手に対する「期待」が生まれ、そして、どれくらいできるのか、「お手並み拝見」というチャンスが出てくるわけですよね。

つまり、言葉遣い、マナーができないと予選落ち、ということでしょうか。

たまたま今週、弊社でもビジネス敬語・マナー教室のお知らせをしたところなので、ニーズの高まりを感じます。


今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!

 

 

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投稿者 鶴野充茂 : 2007年02月20日 09:24