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2007年01月16日

面倒なことを受け入れさせるコミュニケーション

理屈ではいいのは分かるが、習慣を変えるのは大変だし、不便になる。新しい制度を導入しようとすると、そんな課題に直面するケースがよくあります。それをどうやって乗り越えて、相手に納得してもらうメッセージ発信をしていくか。各地で始まった「レジ袋有料化」に関するMJの記事にヒントを見つけました。

レジ袋有料化 成功の3条件 / お得・特製・納得 (1/15/07 MJから引用)

スーパー業界でレジ袋の有料化が動き出した。4月施行の改正容器包装リサイクル法(容リ法)が小売業に義務付ける、包装材やポリ容器の削減には避けて通れないという各社の判断だ。果たして消費者は受け入れるのか。大手スーパーの先陣を切って、イオンが有料化に踏み切った京都市内の店舗ルポを通じて、見えてきた「レジ袋有料化」成功の3つの条件を探った。

この記事で、成功の3条件を次のようにまとめています。

1)地域と連携/広報は二人三脚: 

約3ヵ月前から有料化告知ポスターを店頭にはり、店長らが自治会を回った。また、市と地元市民団体と地域協定を結んだ。市は広報誌などでイオンの取り組みの意義やレジ袋削減の必要性を伝え、市民団体はマイバックの持参を呼びかけるとともに、有料化がお客の流出につながらないよう、店舗で買い支える。(!)

2)人気マイバッグ/デザインに華:

マイバックを持ち歩いてもらうためにデザイン性と使いやすさの向上をはかる。事例としては、通勤に使う人がいるほどの人気商品を生み出したものを紹介。

3)値引きで仕掛け/イオン、PBは全品:

マイバック持参率向上のための動機付けのため、マイバック持参かレジ袋を利用しない客に値引きやポイントを付与している。具体的には、店頭販売したマイバックを日曜日に使えば大半の商品を5%で買えるなどのサービスを実施。

つまり、

こんな時のメッセージ発信としては、

 ・一方向からではなく、複数方向からメッセージを発信する

 ・メッセージ通りに受け手が動く流れを仕組み化する

ということでしょうか。

今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!

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投稿者 鶴野充茂 : 2007年01月16日 12:49