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2006年12月11日

カルタで自己演出?

ユーザー巻き込み型キャンペーンで、新しい商品が1つ生まれました。

その名も「セキュリティかるた」。

日立システムアンドサービスが、自社ブログでコンテストを開催し、応募作品を「かるた」として商品化したものです。

かるたで学ぶ ネット防犯 /日立システムアンドサービスが発売 /自社業務をアピール

日立システムアンドサービスは遊びながらセキュリティーの知識を身に付けられるかるたを14日に発売する。セキュリティーの注意点や被害が増えているオンライン詐欺の内容などを五七五の句で表現。社員教育用に売り込み、同社のセキュリティー業務をアピールする。(以下、略) 12/9/06付 日経

価格は1800円。翔泳社のサイトで販売、だそうです。(詳しくはこちら

コンテスト形式で作品を募集するのは以前から有りました。よく知られているのは、「おーいお茶」の俳句。でも、それを有料販売用の商品にするのと、自社営業用ツール化を同時にするのはちょっと珍しいかもしれません。

営業ツールを有料で買うわけですからね。

でも、作品応募者以外に、本当に売れるんでしょうか。関係者の方、こっそり教えてください。

それにしても、どうして「かるた」なんでしょうか。部署単位で配るんでしょうか。新年会に飲み屋で、あるいは社員旅行の夜の「お楽しみ」に使うんでしょうか。それとも、経営者が社員一人1かるたを「啓蒙活動」として配るんでしょうか。もしくは、今後のISOやプライバシーマーク取得などのために、「かるたを社員の名刺入れに入れておくこと」が条件になったりするんでしょうか。

もし、社員教育用途(B2B)で売れるんだとしたら、自社印刷をする方がビジネスとしては良い気がするし、

もし、アピールとして割り切る+翔泳社と組めるなら、翔泳社のIT書の裏面に広告として、「おーいお茶」のような、作品紹介のための、日立システムアンドサービス提供枠を作る(そして、著者印税も増える:それいいね!)仕組みの方がリーチは広がりそうに思います。


興味と謎。 このあたりの「分からなさ」が日経本紙が掲載した理由なのかもしれません。

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投稿者 鶴野充茂 : 2006年12月11日 11:21