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2006年12月11日
自民党・世耕議員の選挙広報アドバイス
選挙広報に興味がある方は、「週刊新潮」12/14号のご一読をオススメします。
同誌P49に 「地元ではブランド時計をはずせ!」 「広報のプロ」世耕補佐官が「瀕死のコイズミチルドレン」に授けた選挙必勝法 という特集記事が載っています。
内容は、自民党が小泉チルドレンのために開いた勉強会のテープをまとめたもので、安倍内閣で広報担当補佐官の世耕議員による「選挙に勝つためにまず何をすべきか」がテーマ。
・ 「バラエティーには気をつけろ」
・ 気の毒だな、頑張っているのに可哀相だなと思ってもらうための工夫
・ 地元でのステッカー作戦
・ FAX後援会報の送り方
・ 「ウソでもいいんです」
等など、いくつかの工夫が具体的なエピソードとともに語られています。
選挙広報のコンサルティングをやったことのある友人たちは、口をそろえて「どこから洩れるのか分からない」と、情報が筒抜けになることに驚いていましたが、戦略・戦術を研究する人からすれば、リアルタイムに情報が集まるので、・・・外野も盛り上がりますよね。
さて、気になるところが記事の最後のまとめ部分。
(以下、引用) 政治評論家の有馬晴海氏は、講演についてこう感想を語った。
「チルドレンが、小手先のことばかりに腐心する政治家になりやしないかと、少し心配ですね。もっとも84人のうち、次の選挙で生き残れるのは30人程度でしょうが」
むしろ、チルドレンには、こんな薄っぺらなアドバイスが効果的なのかもしれない。(以上、引用終わり)
うーん、すっきりしませんね。
メディアが選挙結果や世論形成に大きな影響を与える現状では、「見せ方」「伝え方」の技術習得が必須だと思うのです。
さまざまなプレゼンや講演を見てきて、確信を持って言えるのは、今や、こういう「見せ方」「伝え方」部分に気を遣えない人は、「内容も」薄っぺらい、ということです。
「中身のある話をする」よりも、まず「中身のある話をする人」なんだと伝えなければならない。
伝える順番は、相手に興味を持たせて、共感を得て、重要なメッセージはそれからです。
議員も、当選しないことには始まりませんからね。
皆さんは、どう思われますか?
09/15 宣伝会議の巻頭特集で記事を書きました。
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投稿者 鶴野充茂 : 2006年12月11日 13:38