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2006年07月21日

広報と調査

事業会社が発表する調査結果の裏には、大抵その「問題」を「解決」する商品サービスがあります。

広報の1つのアプローチです。

愛煙家の意思は固い!?  米系ファイザーが調査

一日から増税でタバコが値上げされたが、これを機に禁煙しようと考える人は35%止まりで、65%は禁煙を考えていない事が米系製薬ファイザー(東京・渋谷)の調査で分かった。(7/12/06日経産業)

こういうニュースや調査結果を見つけると、私はつい、「へー、ファイザーは禁煙の薬を出すのか(出しているのか)」と読んでしまいます。

調べてみると案の定・・・ 

「バレニクリンの臨床試験データをJAMAで発表」

掲載内容:海外で最も広く使われている
医療用の禁煙治療薬よりも有意に高い禁煙成功率

-喫煙者に禁煙への新たな希望を提供-

(以上、ファイザーのプレスリリースより)

ちょうど薬事日報にも出てました。

こういう発表用の調査をする時に考えることとしては、「結果がどうなってもへぇ~と思う」形にすることでしょうか。(調査結果のプレスリリースはこちら

そうすることで、「禁煙」というキーワードがメディアに載り、その近くに「○○社の調査によると」と社名が載り、興味のある人が検索してファイザーの「ニコレット」を見つけるわけですね。

こういう仕掛け、考えるの、私大好きです。

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投稿者 鶴野充茂 : 2006年07月21日 12:56