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2004年12月26日

[つるの式19] 意外性のある魅力

日々たくさんの人と会っていると、2度3度と機会を改めてまた会いたいと思う人たちには共通点があることに気が付きます。

仕事もバラバラ、年齢も性別も、容姿もバラバラです。ところが、その人のキャラクターとしての魅力には共通するところがあります。これは、ちょっと意識すれば誰にでもできるお手軽魅力開発法なのかもしれません。
 
それは何かというと、性格的な「振り幅」の大きさ です。

繊細だけど大胆。真面目だけど面白い。カタイけどスケベ。不細工だけどオシャレ。臭いけど旨い。苦いけど効く…(?)。なんでもいいんですが、一方に偏った特性を持ちながら、時々思いっきり逆に振った一面を見せる。そんな意外性のある人が、他人からは魅力的に見えます。

なぜかと言うと、「あれ、え、なんで?」と興味をひくのです。心理学的には認知的不協和の状態ですね。

この逆は「退屈な人」。結論が先に見えて、途中で飽きてしまうんです。

たとえば、批判ばかりする人の批判はそのうち聞いてもらえなくなります。これが長所も伝えてくれる人の批判なら、意見としてきちんと聞いてもらえます。

笑い話ばかりする人はそれだけでは親友として付き合いにくい印象があります。時に真面目な話ができて初めて深く付き合おうと思うものですね。

つまりワンパターンはダメなんです。

もしも、あなたが何か強い「癖」を持っているなら、その反対に振った自分を見せることで「癖」はそのまま長所になりやすいということでもあります。ものすごく頑固な性格の持ち主なら、時に柔軟な姿を見せる時、「ものすごく頑固」は「強いこだわり」として認識してもらいやすい、ということですね。

面白さは振り幅で出す。その振り幅の大きさが意外性として相手の関心をひきつけ、あなたの魅力に見えてくるわけです。


これをつるの式コミュニケーション・メソッドでは、「振り幅で魅力演出の法則」と呼びます。

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    まとめ: つるの式(19)振り幅で魅力演出の法則
  
  ・ 人はワンパターンで退屈な人よりも意外性のある人に興味をもつ
  ・ 一方に偏った性格の特性などがあれば魅力になるチャンス
  ・ まずはその正反対の一面を意識してみよう
  ・ 振り幅が大きければ大きいほど、意外性につながり人を惹き付ける

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以上、「つるの式コミュニケーション・メソッド」Vol.19でした。次回をお楽しみに。

これも意外性あり?

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投稿者 鶴野充茂 : 2004年12月26日 12:18

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