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2004年08月21日

「つるの式」メルマガVol.1 次につながる自己紹介

■独立に、就職・転職に、腕一本で仕事をしていく方々に。組織に依存せず、自分の名前で仕事をしていくには、自分自身の営業力、対人開拓力、情報発信力が欠かせません。「つるの式」メルマガはそんなあなたのために書かれています。
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人脈ひろげ味方をふやす、実践ビジネス対人要領&自分マーケティング講座。
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    ■「つるの式コミュニケーション・メソッド」■  Vol.1
 
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   発行: 8/21/2004(土) http://www.kohoman.com/blog
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■  提供: つるのさん @ 自己演出プロデューサー
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   「人」の面白さに気づいて以来、ずっとコミュニケーションを
   テーマに仕事をしてきました。うまい話し方、伝え方、コミュ
   ニケーションにはちょっとしたコツがあります。
  
   物は力で動く、人はコミュニケーションで動く。
   力を抜いて、楽しく「自分の名前で仕事をしていくスキル」を
   育てていきましょー!

   

  [ 本日のテーマ ]

  01:次につながる自己紹介
  02: 新刊が出ました! 「転職」を考え始めたら読む本


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 ■01: 次につながる自己紹介
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 ○自己紹介、しなくていいなら悩みナシ

 唐突ですが、自己紹介しないで本題に入れる人は、人間関係に悩むことはな
 いんじゃないかと私は真面目に思っています。

 だって、考えてみてください。初対面にもかかわらず、自己紹介ナシでいき
 なり本題の提案を持ちかけるのは、店員(営業)とナンパくらいのものです。

 「タイムサービス、タイムサービス、サンマが一匹98円!」
 「(鏡の前で服をあてて見ている客に)いやぁ~お似合いですよ~」
 「とりあえず、お茶でも行っときませんか?」 
 「メル友からどうですか?」

 自己紹介をしないのは、目的達成までの距離を最短にするため。
 見込みのある相手かどうかを瞬時に見極め、可能性がなければ次にあたると
 いうスタンスでトライする回数を増やしているのです。

 ファーストコンタクトが、長期的な付き合いというよりも見込み客の選別に
 なっているわけですね。いきなり本題に入ってコミュニケーションが成立す
 る関係なら、何も悩むことはありません。


 ○TPO

 ところが通常、人と付き合おうと思ったら、たいていの人は自己紹介から入
 ります。

 もちろん、結果的に自己紹介が後になる場合もありますが、後々、良い関係
 を築きたいと思ったら、まず自己紹介です。

 そうすると、構えるんですよね。

 まず場所や場面にふさわしい自己紹介がある。ビジネスだと「初めまして、
 ○○と申します」から始めて、仕事内容や経験を少し話す、みたいな。これ
 が趣味のコミュニティなら、もっとやわらかい感じでしょうか。ワインの会
 なら、私はイタリアワインが好き、とか、ボルドーにはまってルドー、みた
 いなことを言う人もいるかもしれません。(いや想像です)

 人付き合いが苦手な人は、この辺りの間合いを調節するのに苦労しているこ
 とが多いのではないでしょうか。つまりTPOに応じた、場所と相手に合わ
 せた自己紹介をしないといけない、と頑なに思ってしまっている。


 ○好かれなくたっていい

 一方で、「新婚さんいらっしゃい」を見ていると、「第一印象は?」という
 質問に、「最悪」と答えているカップルが意外に多いことに気づきます。最
 悪だったのに、なぜ結婚してるの? という疑問を抱かせて最後まで見てし
 まうところが番組制作者のうまいところですが、第一印象が悪くっても結婚
 できるのです。
 
 じゃ、もう、何だっていいじゃないですか。

 もちろん、誰でも次に続く関係を築きたいと思うものです。第一印象が良け
 れば、次につながる可能性も高くなる気がしますからね。しかし、好印象=
 良い関係ではありません。その証拠に、「彼はいい人、なんだけどネー」と
 言われている人がどれだけいることか。

 自己紹介の目的を「良い印象を与えること」にしてはいけない。
 
 芸能人など、「イメージ」を売り物にしている人たち以外は。
 良い関係作りのための自己紹介だとすれば、目的は、「良い印象を与える」
 ことではなく、「次に会うチャンスを作る」ことではないかと思うのです。


 ○コラボイメージを与えよう

 次に会うチャンス作りという観点だと、自己紹介では一体何をすべきでしょ
 うか。ここでは、相手に自分とのコラボレーションを想像させることを提案
 してみたいと思います。

 具体的に言えば、「この人と一緒なら、こんなことができるなぁ」とか「こ
 の人に、あの件、手伝ってもらえるかな」とイメージを膨らませてもらうこ
 と。そうすれば、次は相手の方から近づいて来てくれます。

 このコラボイメージを与えるためには、2つの方法があります。

 1つは、「この人の人生、面白いな」と思わせます。立場ではなくて人とし
 て興味を持たせることです。あなたの独特な世界観を楽しんでもらう、とい
 う感じ。共感してもらう必要はなくてただ「そんな生き方も有りだなあ」と
 思ってもらう。特に何かにハマっているとか、ずっと続けていることがある
 とか、「ちょっと変わっているけど、これがね、ヤめられないのよ」とい
 う、あなたの「味」を感じさせるのです。

 相手がもし、あなたの趣味に興味を持ってくれたら、「今度、いっしょにど
 う?」と誘えばいいし、興味がなさそうなら、相手の話を聞いて、相手の世
 界の中に入っていくというのも有りです。自分に興味を持ってくれる人には
 関心を持ちますからね。

 「えー、そんなのあるのかなあ」と思う人でも、意外と見つかるものです。
 大概の人は、長らく生きてるウチに人と違ったケッタイな部分を持ちますか
 らね。あなたにも、ちょっとヘンな部分がきっとある!

 それでも「自分にはそんなの、やっぱりない!」と言う人には、もう1つの
 方法があります。それは、相手が希望していることにどう協力できるかを伝
 えることです。

 自己紹介をしている間に、相手の興味や希望している何かを知ることがある
 でしょう。それに対して、何か手伝ってあげることはできませんか? 人や
 店、本の紹介でもいいですね。その場で何もオファーできなくても、名刺を
 もらっておけば、後日メールか郵便で届けることもできます。

 初対面なのに自分のことを気遣ってくれた人のことは、記憶に残りますよね
 やっぱり。そうすると、次は、相手の方が、「何かできないかな」と考えて
 くれます。

 こうして、次につながるきっかけを創ることができるのです。


 これをつるの式コミュニケーション・メソッドでは、 
 「コラボイメージ吸引の法則」と呼びます。

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    まとめ: つるの式(1)コラボイメージ吸引の法則
  
  ・自己紹介の目的を「良い印象を与えること」に「しない」
  ・狙うのは「次に会うきっかけをつくること」
  ・自分と一緒にコラボする姿を相手にイメージさせれば、
   次につながりやすい
  ・コツは、興味を持たせる。想像させる。協力する。
   
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 ■02: 新刊が出ました: これで急に会社がなくなっても生きていける!
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 今月、新しい本を出しました。転職×コミュニケーションの本です。

 「転職」を考え始めたら読む本 鶴野充茂(著) 全日出版
 http://www.kohoman.com/tt/book
 
 と言います。最近どんな求人でも「コミュニケーション・スキル重視」とい
 う文言が入っているのをご存知ですか? これが何を意味しているのか答え
 が定義されてないんです。コミュニケーションは私のライフテーマなので、
 「それっていったい何なのよ」と思って、取り組んでみました。
 
 すぐに転職を考えていない人でも、自分の選択肢を作っておく意味でお薦め
 です! 自分を高く売る方法をまとめています。


『 転職はコミュニケーション力で決まる。それが、自らの転職活動を含めて
 複数の立場でさまざまな転職活動を見て得た確信です。ある時、私は求人側
 と求職側で大きな意識のギャップがあることに気づきました。とりわけ採用
 側の期待と、応募者のアピールが、まるでかみ合っていないのです。
 成功する転職の鍵は、求人側の情報をよく理解し(インプット)、相手が求め
 ている情報にマッチしたものを自分から発信する(アウトプット)こと。つま
 り「コミュニケーション」。両者の正確な意思の確認作業なのです。』
                         (「はじめに」から)
   
 
 私が主宰する業界コミュニティで数多くの転職相談や企業経営者の求人ニー
 ズに応えてきたこともあるのですが、自分でも毎週のようにヘッドハンター
 たちと会って転職活動を続けてきた経験をまとめました。

 実体験に即して、転職活動をする上での迷いや悩み(自分が採用される立場
 にならないと書けないんですよね)を踏まえた、自分のやりたい仕事の情報
 を見つけてから実際につかみとるまでの、極めて具体的で実践的な転職プロ
 ジェクトの指南書です。

 読者からは「簡単で読みやすい」「一気に読んでしまいました」と好評、人
 事や人材紹介会社の人たちも、「これならお薦めできます!」と評価を頂い
 てます。
 
 ぜひともご一読いただき、感想を聞かせてください。頂いたメールは、一生
 懸命読ませていただきます。
 

 
 以上、「つるの式コミュニケーション・メソッド」Vol.1でした。
 次回をお楽しみに。
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     編集後記 『 つるつる通信からのご縁バンザイ! 』

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 今回は、人事研修用の教材を作っていたので、内容がちょっとまじめ系に
 なってしまいました。いや、それは正確じゃないな。木曜日に久々に出し
 たところ、意外なほど「読んだよ」と反響が大きかったのです。それでち
 ょっと力が入ってしまいました。コロンビア日記時代から読んでいただい
 ている方も多いかと思います。ほんとにご無沙汰でした。今後とも、よろ
 しくお願いします。
 

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 こういう場合は一体どうすればいいの?という質問もお待ちしています。
 いただいたメールには、必ず返事を書かせていただきます。
 また、メルマガ紙上やHPでもご紹介させていただきます
 
 メールはこちらへどうぞ。 --->> info@kohoman.com

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 話題にもなるし、貴重な情報ありがとう! なんて感謝されるかも!?

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 「つるの式コミュニケーション・メソッド」

  編集長   : 鶴野 充茂 ●自己演出プロデューサー
  発行元   : 日本コミュニケーション・コンサルティング協会
  お問い合わせ: mailto:info@kohoman.com
  ホームページ: 「つるの式」コミュニケーション365日!
          http://www.kohoman.com/blog
          自己PRネット    http://www.jikopr.net/
          広報マンドットコム http://www.kohoman.com/
          つるつる通信    http://www.kohoman.com/tt

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[筆者略歴]大阪府堺市出身。筑波大学(心理学)、米コロンビア大学院(国際
 広報)卒業。外務省在外公館派遣員として在英国日本大使館で要人接遇とい
 う「対人コミュニケーション」業務、国連機関や米系PR会社、メーカーで
 広報という「コーポレート・コミュニケーション」業務、そしてライセンス
 や提携アライアンスという「企業間コミュニケーション」業務等さまざまな
 コミュニケーション関連の仕事を続けてきました。好物は餃子とLAVAZZAの
 コーヒー。副業はラテンパーカッショニスト(最近休業中)。夢は馬で通勤
 すること。趣味はオモロイ人探しと「紹介」。「めだか」の話で盛り上がる
 のも特技の1つ。
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投稿者 鶴野充茂 : 2004年08月21日 10:45

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