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2009年11月08日

見せないで売る:最近の女性誌

「最近の女性誌、すごいよね。付録が」

という話が日常会話でよく聞かれるようになりました。実際、書店に行ってみると売り場はこんな感じになっています。

bs-danseishi.jpg

これが男性誌、ビジネス誌。見慣れた、ぺったんこの「雑誌」です。

 

これに対して、女性誌は・・・

bs-jyoseishi.jpg

こうなっています。

 

bs-jyoseishi2.jpg

こんなボリューム感があります。

で、これ、付録があると、ビニール紐でくくり付けているので、中が見られないんです。

つまり立ち読みができない。

  

さて、これを見て思いました。

果たして、こういう雑誌は「何」を売っているのか。

 

付録を売っているのか、記事・写真・情報を売っているのか。

 

ビニール紐って、昔のエロ本と同じですよね。

あれは中身が見たいという気持ちを刺激して売っていた。

 

上の女性誌は、どうなんでしょうか。

「中身を見たい」という気持ちだけを刺激して売っている・・・?

「付録も付いてるし、情報が大したことなくてもいいか」という保証感を売っている?

 

「付録なんて期待せずに買ったら、え?これ付録?と驚いた」という人もいるので、福袋的な期待を売っているのか?

でも、仮にそうだとしたら、福袋って、そもそも毎月買うのか?

 

「見せないで売る」というのは、売る側にも買う側にもいろんなことを考えさせますね。

急降下している雑誌市場、見せないで売るのは吉と出るか凶と出るか。

先行きが注目されるところです。

(NHKみたいなまとめだ)

 

         今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!

 

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投稿者 MT : 2009年11月08日 08:04