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2008年07月20日
看板でいかに気を引くか
暑い暑いと汗をかきながら、照り返しのきつい銀座、歌舞伎座の近くを歩いていて、何か不思議な広告表現が視界の中に入ってきました。
一瞬通り過ぎて、「ん?」と思い、戻って確かめました。
これが何気なく気になった看板、というか、お品書き?
問題はこの部分です。↓
わ、わかりますかね、
2つ気になることがあるんです。
1つ目はこれ。
クスクスだそうです。
うむ。いいですよね、クスクス。今や国際的な認知を得ている料理です。
で・・・でも、ですね。
「冷やし中華、始めました」
と同じようにクスクスを訴えて、一体どれだけの効果があるというのでしょうか。
歌舞伎座近くに、それほどクスクスファンが多いのでしょうか。
「おおーっ! クスクスはじめたのかー! 」
と大反響があるような、局地的にすごいインパクトのある品目なのでしょうか。
それが私にはわかりませんでした。
さらに。
矢印と左右があってないんですけど・・・。
この看板、「角」にないんですけど・・・。
この看板を正面に見ている人にとっては、「左側面に進むとあります」か、
方向は矢印で視覚的に訴えて、「すぐそこ」くらいの方が親切な説明表現だと思います。
「右へ曲がってください」と伝えるべき人は、この看板を正面に見て、右から左に歩行中の人。
しかも、顔の方向を変えずに右の視界に入ったこの看板群を見て、店の位置を確認しようとするような極めて特殊な人なんです。
まあ、「クスクス始めました」で反応するようなタイプの人ですから、きっと私とは属性が違うんでしょう。
高度なターゲティングですよね。
今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!
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投稿者 鶴野充茂 : 2008年07月20日 15:52