« 「プレゼン」本、書きます | メイン | R25に出てます »
2008年07月02日
なぜその言葉を使うのか?
コミュニケーションの仕事をしていると、日常的に1つ1つの言葉の使い方が気になります。
御徒町駅前の蕎麦屋。何気なく壁にかかれたメニューを見ていて目がとまりました。
初めて入ったお店で、何を頼めばいいのか分からない状態ですから、1つ1つをイメージしながらメニューを見ていきます。
目が止まったのはここです。「御徒町の五峰」、うちのオススメの酒、ですね。
ふむふむ・・・、あれ?? よ・読めないぞ、と。
「微妙な違いで豁然たる個性を持っている」
というところです。
「微妙な違いで豁然たる個性を持っている」
はい、赤の下線まで引いてあるので、もう一回読みます。
「微妙な違いで豁然たる個性を持っている」
やっぱり読めません。
店の人に聞いても誰も読めません。
・・・なので、写真に撮って、家で調べることにしました。
かつぜん くわつ― 0 【▼豁然】
つまり、「微妙な違いで豁然たる個性を持っている」 というのは、
「飲めばその違いがはっきり分かる」(だから飲め!)
ということなのでしょう、きっと。
でも、漢字が読めないと、意味が分からない。意味が分からないと、注文しにくいですよね。
でも、あ、そうか、二回目以降のリピーターは、家で意味と読み方を調べて、「次に行く時は注文しよう」と決意してから店に行くから、このメッセージはリピーターに効く表現なのかもしれない。
薬に、「胃で溶けずに腸で効く」みたいなのがありますけど、
これは、一回目の来店では効かずに、二度目三度目の来店の時に効く。
そう考えると高度な表現ですよね。
そんなこと考えてる間に酔いもスッキリ醒めました。
今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!
09/15 宣伝会議の巻頭特集で記事を書きました。
09/13 9/21イベントをソーシャルメディアで面白くする「まめさんテレビ」
09/03 劇団四季ミュージカル「ライオンキング」を観た
09/01 日経BP主催/経営者のためのソーシャルメディア実践講座、参加者募集中
08/31 [つるの式55] とっさにコメントを求められた時の対処法は?
このblogの筆者によるメルマガにご登録ください。自分の名前で仕事をしていきたい人のための実践ビジネス対人要領&自分マーケティング講座(無料)がメールで届きます。 Powered by まぐまぐ |
投稿者 鶴野充茂 : 2008年07月02日 05:38