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2007年08月15日

新しい制度はメッセージ

社内でこんな新しい制度を導入することになりました、というのはよくPRのメッセージになります。

全社員が「マイハシ」運動 / いなげや、年36万膳節約

 いなげやは9月1日から、従業員が昼食時などに再利用可能なハシを使う「マイハシ運動」を全社的に実施する。全社員、パート・アルバイト計15000人が使う年間36万膳の割りばしが節約できると見る。同社は昨年10月にも全従業員にマイバッグを配るなど会社ぐるみの環境対策を強化している。

 本社、物流センターの社員食堂では今春から塗りばしに変えたが、全126店舗では自店で買った弁当を食べる従業員が多く、割りばしを使いがちだった。(中略)

 同社は弁当、惣菜類を購入した客には必要なハシの数を聞き、使用量を最低限にとどめるようにしている。実質的に環境対策を強いている以上、従業員も率先して取り組む必要があると判断した。(以下略、以上8/15/07付 MJより引用)


CSR的な広報としては、理想的なパブリシティ成果ですよね。

ところで、

必要性を感じても、会社でまとめて負担します、というのと、全スタッフで取り組みます、というのでは心証が違うと感じるのは私だけでしょうか。

「わが社は、経営努力で年間36万膳の割りばし利用を減らします」

というのと

「わが社は、全スタッフを対象にマイハシ運動に取り組み、年間36万膳の割りばし利用を減らします」

というの。


結果は同じでも、後者の方が、その企業への印象は良い気がしません?

「みんなでがんばってまっせー!」という気合が感じられる。

そんな観点で、制度の導入というのは、対象者が具体的にどんな取り組みをするのかが見えたほうが、コーポレートメッセージは伝わりやすいのかもしれませんね。

       今日も暑いけど、1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!

 

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投稿者 鶴野充茂 : 2007年08月15日 10:26