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2007年07月10日

困った時はテストだ

こういうの、観光広報の施策として、いろんな展開が考えられそうですよ。

明石のタコ検定に熱気

 兵庫県明石市で、地元名産のタコや魚の生態などの知識を問う「第3回明石・タコ検定」があった。294人が受検を申し込み、会場は熱気に包まれた。

 魚の街・明石を全国に発信しようと、市や明石商工会議所などでつくる第三セクター「明石地域振興開発」が昨年3月に始めた。第1回検定は、全国から応募が殺到し、定員300人を大幅に超過。結局、566人で打ち切った。

 同社の上田博・事業部長は「明石タコのブランド力に改めて驚いた」。昨年7月、受検できなかった人のために第2回を実施。それでも580人が集まった。

 今回は遠方の受検者に配慮し、交通の便が良い市中心部の商工会議所などに会場を絞った。問題は4択形式で8割の正解で合格。プラスチック製の真っ黒な「お墨付き認定証」やバッジなどが贈られる。今後は、ペーパーテストだけでなく、試食検定もできないか模索するという。 (以上、7/10/07付 朝日新聞 asahi.comより引用)


いいですよね、まず、「タコ検定」という名称が。

この記事を読んで、地元の名産品で検定を作れないか考えてしまう観光広報関係者も多いのではないでしょうか?

で、そもそも、この手の「検定」が成り立つ条件はなんでしょう。

 ・ 全国規模で知名度がある

 ・ ファンがいる(受検しようと思う人がいる)

 ・ 正解と不正解を決められる問題を少なくとも数十問用意できる

 ・ 合格すると何かいいことがある

・・・・などですか。


でも、検定として成立するかどうかは、やっぱりやってみないと分かりませんよね。

市場に聞いてみないと。

タコ検定の場合は、初回566人。第2回580人。さあいよいよ盛り上がってきた、と期待したら第3回は294人。

これ、多いのかどうか、正直、分かりませんよね。

でも、この記事書いた人は、「いや、タコ検定って、おもしろいやないですか」と、それだけでまとめたはずです。

「あんたがほっといたら、来年あたり、もう消えてまっせ」「明石のタコ、あんたは見捨てますんか」

そんな風に、関係者が記者に凄んだのかもしれない。

いずれにしても、困った時は検定だ、と一度考えてみてもいいかもしれません。

  今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!

 

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投稿者 鶴野充茂 : 2007年07月10日 19:07