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2007年03月07日

単位を変えると記事になる

世の中には、「よく考えてみたら、不便/不親切だ」ということがよくあります。

たとえば、業界で当たり前だったことは、実はユーザー視点に立ってみると不便なことだった、ということ。

それを改善するだけで、記事になることがあります。

そんなことをこの記事を読んで改めて思いました。

「残さず飲める」容器で勝負 / 山田智子さん(森永乳業 チルド・リテール事業部飲料マーケティング部)

「2人分の2日分を意識した」

森永乳業が2006年9月に北海道・東北・九州を除く地域で発売した720ミリリットル紙容器の牛乳「森永牛乳」と乳飲料「濃厚4.5」。1リットルや500ミリリットルといった従来サイズではない点が注目されている。内容量を720ミリリットルにした理由は2つ。05年の日本酪農乳業協会の調べによると、50歳代の男女1日あたりの平均牛乳飲用量は182ミリリットル。1杯あたり180ミリリットルとすると720ミリリットルだと4杯飲める計算だ。一方、05年の単身世帯と夫婦のみの世帯の割合は34歳以下で57.2%、65歳以上で64%と高く、今後も増加する見通し。1リットルでは飲み残しているが、500ミリリットルでは少なすぎる。2人世帯なら1日に1杯ずつで2日で飲みきれる分量だ。(以下略、以上3/7/07付 MJより引用)

これを読んで、「単位」って、意外と使い勝手とは関係のないところで規格として決められているな、という気がしました。

飲料の単位なんてその代表例ですよね。コップで飲むなら1杯180mlを基準にするのが良いと思いますが、180mlの倍数の飲料って、少ない。

たとえば、今私の目の前にあるハンドクリーム50g入りは、果たして一回分の量を想定して使いきれる量なのか。

シャンプーは、毎回、最後にフタをとって、残りをタラリと手にとって使っている。

歯磨き粉も、「どこまで搾り出せるか」に必死になっている。

こういうの、「○回分、使いきり」みたいな訴求の仕方って、できそうな気がしますよね。

もちろん、「従来サイズ」と違うものを作ろうとすると規格外で余計なコストはかかりますが、

気づいていなかった単位の不便を解消してみる、というのもPRの視点としては有りますね。

 

そう、仕事の打ち合わせも、何も1時間単位でなくてもいいわけです。


今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!

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投稿者 鶴野充茂 : 2007年03月07日 11:13