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2007年02月01日
「解決策」が売れる条件
サービス業やコンサルティング、あるいはシステム会社で「ソリューション」を売ってるんだ、というところがたくさんありますが、その「ソリューション(解決策)」が実際に、本当に、売れるためには、1つの条件があるようです。
そんなことを日経産業新聞に掲載されたサントリー・ウーロン茶「黒烏龍茶」のストーリーを読んで考えました。
1回分の350mlの商品で許可を得て、発売したのが06年5月16日。追い風も吹いた。同月8日に厚生労働省がメタボリック(内臓脂肪)症候群について、成人の有病者が1300万人、予備軍が1400万人という推計を発表したのだ。
肥満に関する意識が高まり、当初の販売目標200万ケースを大きく上回る620万ケースを売り上げた。中身をおいしく工夫したことで、飲食店などからの引き合いも多く、健康飲料の業務用販路開拓という新たな可能性を広げた。 (以上、2/1/07 日経産業新聞 日経優秀製品賞・最優秀賞についての記事から引用)
もちろん、製品づくりの工夫はあるんです(この記事の前2/3は製品の良さがまとめられています)。 が、この「厚生労働省のメタボリック症候群のデータを発表」というのは大きいですよね。需要が生まれるわけですから。 まず私はここに興味を持ちました。
人が「解決策」に興味を持つには、その前に、「問題」を意識する必要がある、と。
また、
「問題」を意識した「飲食店」、つまりB2Bの販路がパートナー化した、ということ。
これによって、安定的に「解決策」が提供される仕組みができたことになります。
つまり、「解決策」が売れるには、
・解決したい「問題」が売れること
・「問題」が売れ始めた時に、「解決策」を安定的に提供できる仕組みができること
というのが、条件になってくるわけですよね。
あ、もちろんこれは、「問題」にいち早く目をつけて、まだニーズが世の中に広く認識されていない時点でサービス・商品を提供しようとしている人にのみ、参考になる話ですが。
今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!
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投稿者 鶴野充茂 : 2007年02月01日 12:18