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2007年01月10日

声を集める工夫

アンケートや各種調査に参加してくれる人を集めるのは容易ではありません。協力する側の視点に立つと当然で、面倒だし、自分の声がどれだけ反映されるか分からなかったりすると、「わざわざ」という気がしますよね。

これをうまくやっている役所があるそうです。

市川市役所の市民アンケート/ポイント制で回答率向上

千葉県市川市役所では市の施設や活動に対する市民の声を集めるため、インターネットを使ったアンケートを実施している。回答した市民はポイントがもらえ、市の公共施設の利用券と交換できる。ポイントは市民団体への寄付に利用できるようにするなど、制度を広く活用する。システム導入によりアンケートの回答・回収の効率を向上させ、市民の参加意識も挙げるねらいだ。

(中略)1回アンケートに答えるごとに10ポイントがもらえる。200ポイントたまれば動植物園のほか市内にある東山魁夷記念館のチケットと交換できる。

(中略)従来は郵送のほかネットでのアンケートも実施していたが、モニター登録制度とポイント制度を導入したことで、配信数に対するアンケートの回答率を70%に上げることができた。

(中略)昨年11月には地域活動にもポイント制度を導入。河川のゴミ拾いや空き缶のリサイクルなどの活動に参加すればポイントがもらえる。アンケートと同様に施設の利用券と交換できる。(以下略) 1/10/07 日経産業より引用

回答率70%ってすごいですよね。仲の良い友達の結婚式か葬式の出席率くらいの高さじゃないですか? 

ポイントの管理(ユーザーとの紐付け、蓄積、有効期限、利用状況)やポイントで得られるインセンティブの手配が大変だと思いますが、協力したら「ありがとう以外の何か」をもらえる仕組みを考えるのに参考になります。

今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!

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投稿者 鶴野充茂 : 2007年01月10日 10:21