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2006年12月25日

特許「出願」の効果

自分たちの取り組みが、どれだけニュース性があるのかは当事者たちにはなかなか分からないことも多いものです。それは、記者も同じで、「これ、どれくらい大きなニュースなの?」と判断に迷うこともよくあります。

そういう時に、「いや、こういう話題もあるし」というのが1つか2つ組み合わさるだけで、まるで違った説得力を持つ事があります。

たとえば、今日のこの記事。写真付き・縦7段にまたがる比較的大きな記事です。

「脳トレツアー」特許出願 / 茅野商議所など /蓼科高原、集客狙う

【松本】茅野商工会議所はJTB、学校法人・東京理科大学と共同で、脳を活性化するトレーニングと旅行を組み合わせて健康増進をめざす「脳トレツアー」のビジネスモデル特許を出願した。茅野商議所は茅野市の蓼科高原で脳トレを行う旅行を「蓼科高原・脳トレツアー」として今年から積極的に売り込み始めた。特許取得でツアーの独自性を確保し、蓼科高原の集客増に弾みをつけたい考えだ。

特許を出願したのは、最適な旅行プランの検索・提案から旅行先での脳年齢計測や認知テストの実施、帰宅後の効果診断などまで、出発前と帰着後を含めた旅行全体のシステムと、関連するコンピューターのソフトウェアなど。(中略)

茅野商議所やJTBなどは11月下旬、蓼科高原で初めて、特許出願した内容どおりに1泊2日のモニターツアーを実施した。首都圏を中心に40代から73歳まで約40人が参加し、(中略)帰宅後も2週間、インターネットの脳テストサイトに接続できるようにして好評だったという。(中略)

茅野商議所は諏訪東京理科大学、JTBなどと2005年1月に「蓼科高原集客拡大推進会議」を発足させ、脳機能研究の第一人者である篠原菊紀・諏訪東京理科大学教授の指導で脳トレツアーの開発を進めてきた。経済産業省の「健康サービス産業創出支援事業」に採択され、今年度までに2年間で約8千万円の補助金を得ている。(以上、12/25/06付 MJより引用)


キーワードとしては、「脳トレ」。旬ですよね。

これに、

 ・ビジネスモデル特許出願

 ・2005年から複数団体で活動してきた実績と専門分野の第一人者の参画

 ・経済産業省の助成金8千万円

が組み合わさって、紹介された記事です。


「脳トレツアー始めたんです」だけじゃあ、弱いですよね。どこでもありそうです。

でも、実際の記事を読んでみてください。

特許出願した内容どおりに1泊2日のモニターツアーを実施した。首都圏を中心に40代から73歳まで約40人が参加し、(中略)帰宅後も2週間、インターネットの脳テストサイトに接続できるようにして好評だったという。

ですよ。まだ40人しか実証実験やってないじゃないですか! (少なくともここで紹介されているのは)

新聞に紹介される一般調査が、少なくとも400人サンプルくらいを必要とされることを考えると、40人で写真付きの記事になることはまずありません。

しかも、タイトルにもなっている「特許」は「出願」であって、「登録」じゃないんですよ。

特許の「出願」自体をメッセージにしているのです。(出願は誰でもすぐできます)

こういう記事を読むと、広報の大きなヒントを感じますよね。

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投稿者 鶴野充茂 : 2006年12月25日 10:53