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2005年09月05日
[つるの式33]ダメだマンに要注意
ビジネスで成功している人や、名前が売れてる人たちと話をする時に、
もう一度会おうと思う人と思わない人の差は? という質問をよくします。
きっと、彼らのところには、「会いたい、会いたい」って日々たくさんの
人たちからラブコールが届いているはずなので、どういう風により分けて
いるのかな、と思って。
質問の意図は、その人の独自基準を知ることです。
何か独特の人の見分け方があるかな、と期待しつつ。
しかし、どういうわけか、答えが1つの言葉に収束します。
それは、「自分らしく生きてる人かどうか」。
もちろん、その人それぞれ表現する単語は違うのですが、大体、こういう風
に返ってきます。
私はこれにはちょっとした、でも重要な理由があると思っています。
それは・・・
そういう成功している人たちは、過去にどこかで平均的な進路から離れて、
「あんな生き方は絶対ダメだ」とか「うまくいかないよ」なんて言われてきた経験を持っています。
そう、世間から認められずに孤独で不安な時期がある。
その中で、自分を信じて、自分で考え抜いたアイデアをを繰り返しテストしながら
今、自分自身が「自分らしく」生きている。
だから、自分と同じニオイのする人には興味を持つのだと思うんですね。
一方で、普段、電車やらレストランなどで隣近所の会話を聞いていると、世間には圧倒的に「ダメだマン」(女性形は「ダメだサン」)が多いこと気づきます。
ダメだマンというのは、「彼のこういうとこがダメだな。こうすべきだ。」「あの人のこういうところが嫌い」という人のこと。
何かの目的を達成するために、改善を促すダメ出しは良いと思うのですが、ダメだマンの特徴は、「自分が理解できないからダメだ」ということです。
それって、つまり、平均値を求めてるんですね。
やっかいなのは、こういうダメだマンの言葉って、影響を受けやすいことです。
つい、「やばい、直さなきゃ」と思ってしまう。
でも、この時、クッと我慢して考えてみてください。
そう、路線変更する前に。
ひょっとするとそれは、「あなたの味」かもしれない。
それが特長になって、独特な世界観をつくっているかもしれない。
これと同じように、誰かにアドバイスを求める時には、「ダメなところを教えてください」なんて言わず、プラスアルファのお勧めを聞いてください。
個性は引き算より足し算で輝きます。
ちなみに、私が今までで言われて嬉しかったのは、
「こういう所がいいですね。すごくいい」と褒められて、理由を聞くと、「他と違うから」と独自路線を認めてくれたこと。
独特な世界観をのばしてくれる人ってサイコーですよね。
だって、平均から外れていて(それを自分で認識していて)本人は不安なんだから。
そんな風に見てくれる人とは、何度でも会いたい、ずっと付き合いたいと思いますね。
これをつるの式コミュニケーション・メソッドでは、
「ステキな個性は足し算の法則」と呼びます。
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まとめ: つるの式(33)ステキな個性は足し算の法則
・ 世の中にはダメだマンが溢れている
・ 彼らのダメ出しには注意しよう
・ 長く付き合いたいのは、自分の独自路線を認めてくれる人
・ 相手の個性をさらに伸ばすアドバイスをすればいい関係になれる
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投稿者 鶴野充茂 : 2005年09月05日 16:27
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