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2005年02月28日

秋田犬のPR

皆さん、秋田犬って、天然記念物だって、知ってました?

今日の日経新聞に興味深い記事がありました。

小型犬ブーム、飼い主高齢化で減少、秋田犬守れ――幅広く魅力PR 2/28付 日経新聞

天然記念物に指定され、「忠犬ハチ公」でも知られる大型犬の秋田犬が減り続けている。家の中でも飼いやすい小型犬に人気が集まっていることに加え、秋田犬の愛好家の高齢化が進んだことなども原因という。地元の秋田県でも「珍しい存在」になりつつあり、愛好家の団体は人気復活に地道な取り組みを続けている。

「かわいい」「大きいなあ」――。ハチ公の生誕地、秋田県大館市で二月中旬に開かれた伝統行事「大館アメッコ市」での秋田犬十匹のパレード。詰めかけた観客から歓声があがり、子どもらは頭をなでて犬とふれあった。パレードは今年で八回目。「地元の人にとっても秋田犬が珍しくなりつつある」(同市観光物産課)という。

愛好家らでつくる社団法人「秋田犬保存会」(同市)などによると、秋田犬の全国の出生登録数は一九七二年の約四万二千匹をピークに減少を続け、昨年は約二千匹。同市内でも約三十年前は約五百匹飼われていたが現在は約百五十匹に減った。

減少原因は「小型犬ブーム」と「飼い主の高齢化」。都市化が進み、犬を番犬としてではなく愛玩犬として家の中で飼う人が増え、若い世代を中心に、小型犬に人気が集まる。平均で体長一メートル、体重三〇キロの大型の秋田犬は敬遠されがちだ。

秋田犬は力も強く、お年寄りが散歩させるのは一苦労。かつては十匹以上飼う秋田犬愛好家もいたが、飼い主の高齢化で飼育数を減らしたり、飼育をやめる人が増えたという。

この「秋田犬保存会」、設立は昭和2年だそうです。秋田犬のカレンダーも販売しています。

昭和24・5年頃からは全国各地に支部、総支部の設立がはじまって、現在では、東北北海道、関東、東海北陸、関西、中国四国、九州に総支部が置かれ、その管下には50余の支部があり、海外には、米国・ロサンゼルス支部と台湾支部がある。そうして春秋2回の本部展・総支部展は勿論、各支部は年間1~2回の展覧会を開催し、それ以外に観賞会や研究会を随時催している。

尚、本会は昭和52年度が創立50周年に当り、それを記念して秋田犬会館が設立された。1階は本部事務室、2階が会議室で3階が秋田犬博物室になっており、我が国犬種団体唯一の博物室として高く評価されている。 (以上、秋田犬保存会のページから)

深い世界です。でも、まだまだメッセージ発信力に改善の余地がありますよね。特に私が着目したのは「愛好家の高齢化」というポイント。どんなコミュニティでもそうですが、会を設立したら、次の世代をどんどん引き込んで行かないと「気がついたら年寄りばかり」になって、ますます新しい人が入りにくくなり、衰退してしまいます。コミュニティを作る時にはこの点を必ず考えておかないと長期的に反映するのは難しいのだと思います。 こちらも同じく長期的な視点で対策が必要?

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投稿者 鶴野充茂 : 2005年02月28日 09:28

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