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2005年02月01日

あれもこれもではなく、あれかこれ

今日の日経産業新聞に久々に「お、いい事言うなあ」というコメンタリーがありましたのでご紹介します。

<眼光紙背> トレードオフ

競争戦略に優れた日本企業を表彰する「ポーター賞」には「トレードオフ」という審査基準がある。独創的な製品、サービスで他社との差異を際立たせるには「何をするか」だけではなく、「何をしないか」の選択が重要だという。何でも屋はダメというわけだ。(以下略)

このあと、セコムは人手による巡回警備を廃止して機械警備に転換すると宣言し、ヤマト運輸は1976年に主婦を顧客とした「宅急便」を始めると79年には商業貨物からの撤退を宣言した。この時、松下電器にも自ら取引辞退を申し出たと続きます。宅急便というビジネスモデルのヒントは牛丼しか出さない吉野家だった、とも。

何かにフォーカスせよ、特化せよ、とはよく言われることですが、代わりに既存事業を「辞める」という決断は大変な意思決定です(役所なんて特に)。しかし、情報発信もやはり同じで、「なんか、いろいろやっている」人よりも、「あれを辞めてこれをやってる」人、という方がメッセージ性ははるかに強いですね。

情報発信のメッセージ性だけで意思決定をする人もいないかもしれませんが、何かをやめて何かを選択する、という意思自体がドラマであり、ニュースにつながりやすいことだけは確かです。

私も昨日で会社を辞めて今日から独立です。ニュースにつながるような展開ができるようにガンバリマス。

こちらも含めて。

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投稿者 鶴野充茂 : 2005年02月01日 12:49

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