« 新刊見本ができました! | メイン | 新刊が書店で並び始めました »

2009年10月13日

「注意をひきつけること」と「買わせること」の差

新宿高島屋の地下で、14人のパティシエが作ったスイーツを1か所で選んで買える、スイーツのセレクト・ショップをやっています。思わず吸い寄せられてしまいました。

pat1.jpg

パティシェリアと言うそうです。(以下、高島屋のスタッフブログから引用)

パティシェリアは平成19年4月に新宿高島屋に誕生した
13人の人気パティシエから成る日本初のケーキのセレクトショップです。
今秋9月30日より14人のパティシエになります。
宝石のような美しいケーキをぜひ見に来てください♪
ケーキは各ブランドで高島屋限定をご用意しています。
なんとケーキは全部で140種類に!!(゚ロ゚屮)屮
テイクアウトはもちろん、隣のカフェでもお召し上がりいただけます。

また季節ごとにケーキの種類が変わります。d(*ゝω・´*)

(引用おわり)

回転寿司によくあるような伝票を持って、それぞれのスイーツにふってある番号に印をして、選ぶ形式になっています。

pat2.jpg

こんな感じでディスプレイされています。

カウンターがL字になっていて、結構広いスペースをとってるんです。

 

 

端から端まで2-3往復したでしょうか。

 

あっちにうろうろ、こっちにうろうろ。

「買おう」、と決めているわけですよ。すでに。

問題は、「どれにするか」です。

 

それで、端から端まで2-3往復したんです。

 

結果、どれを選んだか。

 

 

実は、1つも選べなかったんです。

 

どれも、よく見るとおいしそうなんですが、「1つ」を選べないんです。

 

で、「あ~どうしよう」と思った矢先に、隣のスイーツ屋のショーケースが目に入りました。

 

pat3.jpg pat4.jpg

で、こっちの店で買ってしまいました。

 

明らかにディスプレイの差、なんです。 

pat2.jpg pat4.jpg

ね。

パティシェリアの方は、スイーツを複数のパティシエと契約して、「集めてくること」に付加価値があると思っている。

いや、確かに付加価値、ありますよね。

でも、その中の「1つ」を選ばせる努力が足りないような気がするんですよね。

「ここに来たら、なんでも選べるよ」

という、既存の百貨的の売り方にとどまっている。

隣の写真の店は、「買いなさいよ、これ、おいしそうに見えるでしょうよ」と

迫力ありますよね。

 

「おいしいもの」を「おいしそう」に見せること

「たくさんのおいしそうなもの」から「1つ」を選ばせて買わせること

 

違うんですね。

 

        今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!

 

BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

●最近のエントリー
09/15 宣伝会議の巻頭特集で記事を書きました。
09/13 9/21イベントをソーシャルメディアで面白くする「まめさんテレビ」
09/03 劇団四季ミュージカル「ライオンキング」を観た
09/01 日経BP主催/経営者のためのソーシャルメディア実践講座、参加者募集中
08/31 [つるの式55] とっさにコメントを求められた時の対処法は?

 「つるの式コミュニケーションメソッド」

メールマガジン登録

このblogの筆者によるメルマガにご登録ください。自分の名前で仕事をしていきたい人のための実践ビジネス対人要領&自分マーケティング講座(無料)がメールで届きます。

メールアドレス:

Powered by まぐまぐ



投稿者 MT : 2009年10月13日 11:38