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2007年08月17日

暑さもPR材料になるか?

頻繁に紹介されるなら、「暑さ」でさえもPR材料になる、と捉えている自治体があります。

暑さ逆手に街PR

 熊谷、多治見、館林などの市ではこの日、「暑さ日本一」をめぐり、さまざまな表情を見せた。

 熊谷では、朝の最低気温が28.8度にしか下がらず、正午過ぎには40度を越えた。一方、多治見は午後1時半に40.8度の史上最高記録に並び、午後2時20分には更新。その後10分後に、熊谷が急上昇し、午後2時42分に並んだ。

 この間、熊谷の市役所では、職員が気象庁のHPをのぞき込みながら熱心に数字を追い続けた。これといった売り物がない熊谷は、全国的に知られる夏の暑さこそ「無形文化財」と位置づけ、関連グッズ販売やイベント開催で、町おこしに取り組んできた。富岡清市長は「気持ちの持ちようとして、暑さを逆手にとった街づくりは今までどおりにしたい」。(中略)

 2日続けて40度を越えた館林では、市観光協会が「どうせ暑いのだから、歴代1位をとりたい。観光PRにもなる」と期待したが、結果はこの日の4位。「夏はまだ続く。チャンスはある」としていた。

 一方、74年間、記録を保持してきた山形市。記録が破られると、観光協会の職員からは「悔しいね」と声が上がった。(以下略。以上、8/17/07 朝日新聞より引用)


これ、「ただでは転ばない型PR」と名づけましょうか。

いや、「どうせなら一位PR」の方が前向きな表現?

問題は、「暑さが売りなんです」と言って、誰が、どんな風に反応するのか、ということですかね。

でも、まあ、「世界一臭い」と言われるシュールストレミングも、「ニオイ好き」コミュニティや消臭・洗剤のマーケティングの話題として活用されたりしていますので、「この上なく暑い」というのも、認知が広がると資産価値も上がるかもしれません。

それにしても、私、この記事は新聞らしい良い記事だと思ったのですが、みなさんはどう思いますか?

もちろん、「こんなに暑いんだから、暑さをネタに何か探せ」と指令が出てできた記事のようにも思いますが、それにしても新聞らしくて、着眼点の優れた記事だと思いました。

結構前からこんな動きがあったようですが、知りませんでしたね。 (参考) あついぞ!熊谷キャンペーン 多治見のあっちっちサミット 
 

さあ、 今日も一日、暑さを乗り切りましょう!

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投稿者 鶴野充茂 : 2007年08月17日 10:08