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2007年06月05日

記念日狙いの調査広報

企業や業界団体が設定した「○○の日」ってありますよね。その日は、そのテーマに合わせた調査広報に最適な日です。

面白いテーマだと、パブリシティ効果がかなり期待できます。

たとえば、こんな感じ。

レストランで注文 何分待てる? 東京と大阪で比較調査

10日の時の記念日にちなみ、大手時計メーカー「セイコー」が行った「東京人と大阪人の時間感覚」の比較調査で、食事の待ち時間に関する東西の意識の違いが浮き彫りになった。

 「1度は行きたいと思っていたレストランで、注文から料理が出てくるまで気持ちよく待てる時間」を尋ねたところ、東京、大阪いずれも15分以内が約4割と最も多かったが、30分以内と答えた人が東京では12.1%(大阪2.8%)もいた。

 「そのぐらいの時間はかかるのが当たり前」(60代女性)、「イライラするとその場の雰囲気も台無しにする。話でもしていれば苦にならない」(30代男性)という東京人に対し、大阪では「遅いとお金を払う気がなくなる」(20代男性)、「10分以内に出てこないのは客へのサービス不足」(30代男性)という意見があった。

一方、ファストフード店では、大阪の男性では「5分以内なら並ぶ」という人が48.6%(東京35.2%)だったのに対し、東京の男性は「1分以内」という人が18.1%(大阪2.9%)もいた。  

セイコー秘書・広報部は「東京人はおいしいものなら待つのをいとわないのに対し、大阪人は早さも大切な要素と考えているのでは」としている。  調査は5月9、10の両日に実施。東京都か大阪府のどちらかで生まれ育った20~60代の男女計428人に対し、インターネット上でアンケートをした。 (以上、6/5/07付 SANKEI-Webより引用)


この種のリリースで覚えておきたいのは、 「○○にちなんで」 という言葉です。記者は「なぜ、今、このニュース?」というのを常に考えますので、「今はこのタイミングだから」という意味を暗に示す「ちなんで」という言葉が相手の興味を引くのに効果的なのです。

今回の「時間感覚」に関する調査の場合、「いや、6/10は、時の記念日ですから」って言えば、「ああそうか」となる。それをつなぐのが「ちなんで」なのです。

 

それにしても、ほぼ1ヵ月前に500人弱のネット調査でパブリシティネタが生まれるって、ほんと、お手軽ですよね。

 

今日も1つ、自己演出コミュニケーションの勉強ができました!

 

 

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投稿者 鶴野充茂 : 2007年06月05日 07:12