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2006年02月28日

トイレで確認すること

メッセージを発信するという行為には目的があって、

発信者は、どうすれば相手の行動を変化させられるか

どうすれば自分が投げかけたメッセージに反応してくれるかを常に考えているのだと思いますが、

こういう張り紙を見つけると、メッセージの送り方には工夫できることがたくさんあるな、と思ってしまいますね。

paper.jpg

写真は、打ち合わせに訪れた某広告会社のトイレの鏡に貼ってあったもの

ラミネート加工している紙が折れ曲がっているところを見ると、初めて貼った日から、結構な年月が流れていることが推測できます。

そんなに今も尚、トイレットペーパーで手を拭く人が多いのでしょうか(この会社では)。

鏡の真ん中にデカデカと貼り付けるほど、トイレットペーパーで手を拭くことによってこの会社に与える影響が大きいのでしょうか。

もしそうだとしたら、時々、発信するメッセージを変えて、「もうトイレットペーパーなんかで手を拭かないでおこう」と思わせるような方向をt考えた方がいいんじゃないでしょうか。少なくとも、この「広告表現」が、期待した効果を出していないということであれば。

もちろん、このメッセージによって、本来、トイレットペーパーで手を拭いていた人までもが思い留まり、期待した効果を得られているから貼り続けているのかもしれません。でもだとしたら、トイレットペーパーで手を拭かないほとんどの人たちが、なんとなく寂しい思いをしなくてよくなるように、少しずつ大きさを小さくして目立たなくするなどの工夫がほしいところです。

この張り紙を見ていると、まるで宿題しようと思っていたところに、「宿題早くやんなさい」と言われてその気をなくす子どもの気持ちになる、という人も多いのではないか、なんてことを考えてしまいます。

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投稿者 鶴野充茂 : 2006年02月28日 18:26

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