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2005年05月06日

試供品の配り方とファンサービス

新聞の切り抜きを整理していたら、「相模鉄道、つり革パイプに試供品」(日経3/17付)という記事を発見。「持ち帰り自由な広告」ということで、写真付きで紹介されていました。

この媒体、名前を「めであっと」と言い、導入したのは、近鉄が最初(プレスリリースはこちら)。 参考:近畿日本鉄道博物館

ぶらぶら目の前にぶら下がっていると、鬱陶しいような気がするのですが、つり革、つり広告も、はたまた街の電線も見慣れてしまえば、なんとも思わなくなりますから、長期的に見れば新たな媒体として定着するのでしょうかね。

さて、これ自体は近鉄への導入から1年くらい経つ話なのですが、私が気づいたのは、相模鉄道の面白さです。

詳しく調べてみようと相模鉄道のホームページを見ていたら、 「相鉄モノ」という鉄道グッズ販売ページがリンクされていて、昔の鉄道で使われていたつり革やら鉄道プレートやらが紹介されています。

警笛が4000円。非常制御スイッチが1500円。踏切警報音発生器スピーカー2000円

何に使うかは別にして、こういう「ファンが喜ぶサービスを提供する姿勢」に私は心を打たれてしまいました。

たとえ、もともとの発想に、「どうせ捨てるものだし、鉄道ファンなら高く買うだろうし」という多少の下心があったにせよ、会社のトップページから分かりやすい位置にリンクを貼って案内しているところがいいじゃないですか。

つり革で試供品を配るという新サービスの導入とパブリシティで、新たな相鉄ファンを獲得する、という効果もあるのかもしれない・・・。

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投稿者 鶴野充茂 : 2005年05月06日 23:26

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