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2004年10月13日

自民党とPR会社

10/12付の日刊ゲンダイが配信しているメルマガを読んでいたら、こんな記事があったので、一応記録しておきます。

フザケルナ! 自民党PR会社を動員の愚劣

▼ 政党助成金を使って国民を丸め込み作戦 ▼ 自民党が末期的だ。9月下旬、電通など広告会社6社に党の広報戦略を競わせるコンペを行っていたという。「PRの長期的・総合的な視点に欠けていた」「民主党にイメージ戦略で後れをとった」(自民党関係者)のが理由だそうで、結党50年セレモニーや06年の次期総裁選に向け、このPRとともに年金問題や日歯連ヤミ献金事件、「人生いろいろ」の小泉発言などについて、マスコミにどう対応するかをプロに考えてもらうというのだ。

(中略)

広報を一元的に担当する「コミュニケーション戦略統括委員会」を新設。民間人スポークスマンを常駐させ、マスコミへの情報発信をするというのだ。これじゃ、国会議員の説明責任の民間への丸投げだ。

記事のトーンはさておき、個人的には、どこの誰さんチームが担当するのかとても関心があります。(知っている方、こっそり教えてください)

それにしても、「広報戦略」なんていい加減な言葉だと思いますね。当初は秘書官が女性週刊誌等に向けてインタビュー記事などの露出を図ることが小泉内閣の「広報戦略」だとされていたはずですが。

以前、政党の仕事を担当した友人は、「何がどうなっているのか、自分たちがやっていることがマスコミに筒抜け」だったと話していました。守秘義務も何もあったもんじゃない、と。いずれにしても民間に丸投げしてくれるのなら簡単でしょうが、実際はとても難しい仕事だと思います。

もう1点、気をつけないといけないのは、「説明責任を果たすこと」と「効果的に伝えること」は別ですね。説明責任を果たす(目的)ために、何をどのように伝えるのが効果的か(手段)を考えるのは、かなり専門的なコミュニケーションのノウハウが必要です。

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投稿者 鶴野充茂 : 2004年10月13日 02:58

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コメント

去年の記事に申し訳ない。
実はその「ふざけた」広報戦略がこの選挙で見事に当たりました。自民党侮り難し。政党助成金でよくもわれわれをだましてくれました。といいたい。トラバさせてもらいます。

投稿者 くま : 2005年10月12日 15:28

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