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2004年10月07日

CEATECに行ってきました

本日、幕張メッセで開催されているCEATECに行ってきました。CEATECというのは、大きなITの展示会(ITレポートはこちら)なのですが、自己演出の観点でいくつか発見と考察を。

1)ITと関係ないものがたくさんある

 ITショーなんて言っても、目に入るのはIT機器ばかりではありません。行ったことがある人は分かると思いますが、レースクイーンみたいな短パン/ミニスカ・キラキラの若い女性たちが少し歩くごとに何かを手に持って近づいてきます。渡されるのはサンプルやオマケで、交換条件としてアンケートに答えなければなりません。カメラを向けられて笑顔でポーズをとっているシーンにもよく出くわします。
 さらに進むと、また女性が多数並んでいて(ITブースの女性たちとはタイプが異なる)、TOIECの点数を聞いてきたりします。英会話スクールの勧誘です。話を聞いたところ、結構な確率で申し込みをする人がいるそうです。

2)大音響、高速ダンス

 歩いていると、いたるところで大音量のショーをやっています。外国人が歌っていたり、今日はVAIOのブースに竹中直人が来ていたり、イエローキャブのタレント(私には誰だか分からない)がキャハキャハ笑っていたりします。その他のステージでは、上の方から降りてきて、上下左右に歩き回って、ブロードバンドだハイビジョンだと、動きとはあまり関係のなさそうなことを解説します。私が気になったのは、あまりにスラスラ間違えずにセリフを喋るので、どこかで間違えないと頭に残らないな、ということです。逆にね。

こういう状況を見ていると、同じようなテレビや携帯電話を並べていてもなかなか注目してもらえないので、通行人の聴覚や視覚に訴えてとにかく自分たちのブースに人を集め、動きのあるショーに意識を集中させているうちに、商品の特徴を繰り返し説明するわけです。ただ、こうなると高音質のデモをしている後ろで高音質を謳ったショーをやっていたりして、音量がどんどん上がっていき、音質のことはよく分からないけど、高音質は静かなところで楽しみたいね、という感じです。

CEATECのまとめ: ITのように一目で分かりにくいものは、注目を集めるのに多大な労力が必要な割に、ユーザーとしては見て回った後に疲れだけが残って印象は薄い。みんなと違う目立ち方を工夫しないと、印象に残らない。

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投稿者 鶴野充茂 : 2004年10月07日 18:34

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