「プレゼンテーション」を考える
(8/30/99@NY)
先日、「パブリック・スピーチ」について触れたところ、「一体どんなことを習うのか」「学歴詐称でないことを証明するため説明して」など多数ご意見を頂きましたので、私の記憶に残っている限りで、そのポイントについて、お知らせしようと思います。
先学期とったその授業、というのは、Prof./Captain Will Evans の Communication
Management for Political Organization という授業で、学期中5回ほどパワーポイントを使って、皆の前で、プレゼンテーションをさせられました。
授業で習ったスライド作成のポイントは、(1)タイトル・目次・引用・本文の順にスライドを作ること、(2)本文は、多くて6行までに留める事。それ以上は、読めないから入れないこと。 (3)配布資料は、発表の前に渡すと誰も発表者を見ないので、プレゼンが終わってから渡すこと、など。
そして、スピーチのポイントは、(1)スライドに書いてあることを、そのまま読まないこと、(2)小人数なら、全員と目を合わせること (3)えー、とか、あー、とか言わないこと、などでした。
これを、この夏の「バ」社でのプレゼン資料や、友人からコソッと見せてもらった広告会社の企画書(多数!感謝!)を踏まえて考えてみたところ、(1)たくさんの
情報を 1枚のスライドに入れようとする場合、文字よりも絵を使った方が、見る方は、短時間に把握しやすい。 (2)スライド枚数と情報量は、できるだけ少ない方がよく、量で圧倒するより、インパクトの強さで勝負した方がいい。(3)質問が出るような説明をして、聞かれてから、細かい情報を伝える方が、記憶に残りやすい、といったことを思いました。
プレゼンの機会の多い方に、ご参考まで。
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