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日常の部

NY編

 

1999年の大発明

ジェスチャーの違いは生活習慣の違い

美容師のヒミツ

 

1999年の大発明

アメリカのコメディやドラマを見てると、共同生活をする男女の喧嘩の種の1つに便座の上げ下げ問題が出てきます。女性が、男性が使った後の上がった便座を見て腹を立てる、というものですが、私は何気に、画期的な解決策を思いついてしまったので、思わずTOTOにアイデアを持っていく前に、書いてしまおうと思います。

そのアイデアとは、トイレの便座をごみ箱のペール、つまり足踏みブタみたいにしてしまえばいいのではないか、と。つまり、踏んだら上がる。放したら降りる。

上げてても下げてても、結局、男女のどちらかは、思う事があるのでしょう。そしたら、かがんだりすることなく、最低限の動作で、問題が解決されればいい。

もっといいのは、便器の蓋まで足踏みで開いたり閉じたりするもの。これができるようになれば、これまで使われていなかった(おっと私の生活範囲では)トイレブタにも活躍の機会を与えることができると思うのです。構造的には、バイクのクラッチのようなもので、解決できるのではないか、と思うのですけど。

日本でどれだけ好まれるかわかりませんが、便座を温めるような国ですから、作るの自体は簡単なもんでしょう。

あかんかなぁ・・・・

是非あなたのご感想をお聞かせください。

(01/26/99@NY)

ジェスチャーの違いは生活習慣の違い

文化の差を発見しました。ジェスチャーです。

★「食べに行こう」
日本人は、「茶碗に盛ったご飯を箸で食べる」ポーズをし、アメリカ人は、「手でサンドイッチをかぶりつく」ポーズをします。

★「飲みに行こう」
日本人は、「お猪口(オチョコ)で日本酒を飲む」ポーズをし、アメリカ人は、「ビアグラスでビールを飲む」ポーズをします。

これを踏まえて、「踊りに行こう」の合図を今後、日本人は阿波踊りか、どじょうすくいのポーズに統一したいと思うのですが、皆さん、どうですかねぇ?

(02/14/99@NY)

美容師のヒミツ

散髪屋(通称ヘアーサロン?)のじゅんちゃんは、私が国連でインターンしている時に、「へぇ〜、堺市から国連で働く人というのは、これまた凄いですなぁ」と言った、感じの悪い大阪市出身者です。

 毎回、貧乏な学生が散髪代とは別に、日本人にチップを払うのはどう考えてもおかしいとしつつ、それでも何もしないと、散髪に手を抜かれたらかなわん、と思い、せめて座っている間は面白い話をして、この彼を笑わせ、「チップはないけど、まぁ、面白かったから、ええわ」と納得させるために、私は、毎回、散髪に行く前に、「今日の話」を考えて行くことにしています。

 そんな彼に、先日、「国や土地にはイメージがついていて、仕事先選ぶ時なんかでも、ロケーションを結構先に意識して選ぶんですよねー」と言ったら、「ほほう」と言うので、「例えば、美容師やったら、表参道とか青山とか、はたまた心斎橋とか、仕事するのにいい場所ってありませんか?」と聞いたら、「それ、ありますわー」と言う。

 そんな彼は、ニューヨークの前は、心斎橋の店で「ブイブイ」言わせてたと言っており、「まぁ、職場探す時に、選択肢があったら、何も岸和田から仕事はじめへんでしょう(失礼)」と言ったら、一呼吸置いて,

 「それね、ホンマですわ。僕ねぇ、心斎橋の店とここ(ニューヨーク)の間に一年あるんですわ。その間、実は、泉大津におりましてん。」と告白されました。

 あ、悪いこと聞いたかな、と思ったのですが(笑)、続いて

 「で、その一年間は、僕の中では空白の期間なんです。せやから今まで記憶からなくなってましたわ。」と。

 さて、ここからは、学部で(エセ)心理カウンセラーやってた私ですから、彼の悩みをしっかり聞いて、見事に心を解放させ(?)、

 ところで、けったいな髪型の注文受けたことありませんか?って聞いたら、

「泉大津におった時はね、美容院やのに、モヒカンとか一枚刈り頼まれることもあるんですわ。バリカンとかカミソリとか、使いませんやん僕ら。それで彼らは、グループで来ますねん。そんな時に、何て言うんですかね。ノスタルジーちゅうんですか。心斎橋時代を思い出すんです。」

 ニューヨークの客はどうですか? と聞いたら、

「そんなん、初回の人は皆ケッタイなこと言いますよ。何言うてるのかわからんかったり、そら似合わんでぇ〜というのなんかしょっちゅうある。」

 そんな時、どうしますのん?

「ハイハイ、言うて、自分が思うような頭にする。」 (え!)

 ほな、今まで始めに「今日はどんな感じに〜?」って聞いてたんは、ポーズかいな、と思ったら、

「いやいやいや。そんなんはね、たまに。」

(11/22/99@NY)

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