一晩あけたら中国人がトルコ人に
(9/7/98)
私は、隣の部屋には中国人母娘が住んでいるとばかり思っていました。 毎日ベビーシッターをしているのを見かけたし、ボーイフレンドもよく遊びに来ていました。夜はよく餃子を作っているのを見て、そのうちご馳走になりたいとも思っていました。なのに、先日、朝起き抜けにトイレに行こうとしたら、「ハイ! おいらは、ムラッツってんだ。この部屋に住んでるんだ。よろしくな」ってトルコ人のお兄ちゃんが出てきたんです。びっくりしましたよ。(↑英語です)
「うわ、何や、こいつ、中国人親子、食べたんか!?」って一瞬訳のわからない事を考えたりしました。
で、よく聞くと、夏の間、サブレット(部屋の又貸し)してたんです。当人は、コロンビアで経済のPhDコースに通う学生。その日から、隣は部屋の明渡しの大掃除が始まり、カーペットが敷かれ、キッチンからは中華包丁がなくなり、雰囲気がえらく変わりました。
一方、トルコ人と聞いて、垢すりをする毛むくじゃらの民族で、全てに大雑把、強引というイメージがあった(大変失礼)私のトルコ人感は、一気に叩き壊され
てしまいました。バス・ルームはきれいに使うし、キッチンや冷蔵庫の中まで進んで掃除したりします。きっと彼は血液型A型やな、などと思いつつ、中国人がかけていた赤ちゃんのよだれ掛けがあったところに新たにかかった鼻毛ハサミと手鏡を眺めている私でした。
食べられないように、仲良くしていこう。
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